高齢者だけじゃない帯状疱疹

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高齢者だけじゃない帯状疱疹

小田原銀座クリニック 院長 一原亮先生解説記事です。

“帯状疱疹” よく耳にする病気です。左右どちらかの皮膚にピリピリ、チクチクする痛みを伴って、帯状に赤く腫れあがった斑点ができ、1~2日後に水ぶくれ(水疱)となり4~5日まで拡大し、7~8日で膿疱となってから破れ、3週間ほどでかさぶたとなって自然に治るのが典型的な経過です。初期に重症ですと帯状疱疹後神経痛を発症することがあります。

抵抗力が低下した高齢者に多いという印象が強い病気ですが、実はそうとは限らないのです。
子供の頃水ぼうそうにかかると、治った後も水ぼうそうウイルスが神経の中で眠っています。年をとりまたは病気にかかり、疲れなどが原因で抵抗力、免疫力が低下するとウイルスが活性化して帯状疱疹を引き起こします。ステロイドホルモンや免疫を抑制する効果のある薬を長期使用している場合も発症の原因となります。
健康な方では、初めて水ぼうそうにかかった時に作られる「免疫記憶細胞」が体内の水ぼうそうウイルスを抑えているのですが、一般にその効力は 20年くらいで弱まってきます。子育てなどで子供の水ぼうそうに接するとその効力が戻ってくるのですが、一般に免疫記憶細胞の効力が弱まり、周りに水ぼうそう患者が少なくなる20歳代、50歳代に帯状疱疹にかかりやすくなるというわけです。
後遺症の帯状疱疹後神経痛の発生率は約3%ですが、無理をすると重症化して、若い人でも神経痛が残ることがあります。
帯状疱疹の症状が疑われるときには、早目にかかりつけ医に相談または皮膚科あるいは内科を受診しましょう。

2017-11-23T14:43:40+00:00 11月 23rd, 2017|Categories: 医師による解説・コラム, 健康コラム|

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