子供の時に受ける予防接種である「MRワクチン」。麻疹・風しん予防ワクチンとも呼ばれます。
このワクチンは、麻疹ウイルスと風しんウイルスを弱毒化して作られた、生ワクチンというものです。
この記事は、MRワクチンで予防できる病気や、大人の接種、副反応について、医療法人 小田原博信会 久野銀座クリニック理事長 医学博士 岡村信良 先生よりご解説いただきました。
●MRワクチンって何?受ける時期と回数は?
MRワクチンは、麻疹(はしか)、風しんを予防するワクチンです。
麻疹ウイルスと風しんウイルスを弱毒化した上で混合していて、このワクチンを接種することにより、麻疹・風しんに対する抗体ができて、かかりにくくなるといわれています。
1.麻疹(はしか)ってどんな病気?
●麻疹って?咳や高熱、発疹が出て、感染力が強い
麻疹は、咳や高熱、発疹がでる症状が特徴で、小児期の急性ウイルス疾患です。
伝染力が強く、体の免疫が強く侵されて重い合併症になることも多い病気といわれています。小児の急性疾患の中でも重症度の高い病気の一つといえます。
●麻疹の原因
・空気感染ウイルスを含むしぶきの水分が抜けて空気中にウイルスが漂っているものを吸い込んで感染する。
・直接感染感染者と接触することや、食器・コップを共用することにより感染する
・飛沫感染感染者の咳やくしゃみなど唾液や鼻水、痰などのしぶきが口や鼻から体内に入り感染する。
●麻疹の特徴
・発疹が出る前に、光がまぶしく感じる
・目やにが出る
・熱は40度まで上がることがある
・紅い発疹が、首から全身へと広がる
●麻疹の合併症
合併症を起こすと重症になるものが多く、脳炎や中耳炎、肺炎、咽頭炎などを引き起こすことがあります。
この記事の続きには、「風しんってどんな病気?風しんの合併症とは?」「MRワクチンを受ける時期と回数は?MRワクチンは大人も受けるべき?」など詳しく掲載されています。ぜひご覧ください!
この機会に健康検定にチャレンジしてみよう!
練習問題はこちら→→「4級にチャレンジ!」「3級にチャレンジ!」「2級にチェレンジ!」「準1級にチャレンジ!!」「1級にチャレンジ!!!」