特定のフルーツや野菜を食べると、口の中が痒くなったりヒリヒリしたりする場合、口腔アレルギーの可能性があります。
花粉症やラテックスアレルギーを持っている方は、口腔アレルギーを併発しやすいため注意が必要です。
この記事は、口腔アレルギーの検査について、岡村クリニック 院長:岡村長門 先生よりご解説いただきました。
口腔アレルギーとは?
1.口腔アレルギーの特徴
口腔アレルギーとは、特定のフルーツ・野菜・ナッツなどを口にしたときに生じるアレルギー反応のことで、基本的に花粉症かラテックスアレルギーを持つ方にみられます。
なぜこれらの食品に限定されるかというと、花粉のアレルゲンやラテックス(ゴムの主成分)が、ある特定のフルーツ・野菜・ナッツのたんぱく質と似た構造を持つためです。
つまり、特定の食品に対して体がアレルゲンと勘違いしている状態です。
シラカバ花粉症のうち2割程度、スギ花粉症のうち1割程度が発症するとされています。
2.症状
症状は、口腔内と全身に表れます。
原因となる食品を口にすると、数分から1時間以内に次のような症状が表れます。
●口腔内にみられる症状
かゆみ
しびれ
ヒリヒリとした刺激
ただれ
腫れ
むくみ
のどの奥が詰まったような違和感
その他の部位にみられる症状
口腔内以外では、次のような症状がみられることがあります。
鼻水
目のかゆみ
じんましん
腹痛
吐き気
下痢
喘息発作
呼吸困難
ひどい場合は命の危険を伴うアナフィラキシーショックを起こし、全身に症状が表れることがあるため注意が必要です。
この記事の続きには、口腔アレルギーの原因となる食品、検査方法、検査は何科で受けられる?などを詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。
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