風邪をひいているとき、お酒を飲んでもいいのでしょうか?
お酒に強い人の中には、風邪をひいたときでも普段通りお酒を飲むという人も多くいますね。
ですが、風邪のときは普段より酔いやすくなったり、薬と飲酒の飲み合わせは危険だと耳にします。
また一方では、風邪の症状を改善するために飲む「たまご酒」などもあります。
この記事では、風邪をひいたときのお酒はOKかNGか、医師に詳しく解説してもらいました。
風邪のときお酒はOK?
風邪のときにお酒を飲むのはNG
風邪は、発熱・悪寒・喉の痛み・咳・鼻水など多くの体の不調が現れます。
このような状態でお酒を飲めば、一時的に麻痺した感覚となり、楽になったと感じる人もいるかもしれません。
しかし実際は、血流がアップして頭痛がひどくなり、アルコールを分解するために肝臓が働かなくてはならず、逆に体は疲労が増し、風邪の症状も悪化させる可能性が高いと考えられます。
睡眠の質の低下、脱水症状のおそれも
また、お酒には利尿作用があるため、水分が奪われて脱水になってしまうリスクがあります。
風邪で発熱している時は、ただでさえ水分が失われているのに、さらに利尿効果で水分が排出されると脱水症状が増悪する場合もあるのです。
お酒で喉のアルコール消毒!?
中には、喉が痛いとアルコール消毒と言って飲酒する方がいますが、一般的なお酒はアルコール濃度が低いため、殺菌などの働きは期待できません。
風邪のときは酔いやすい?
風邪のときは体の免疫力が落ちて体力も消耗しているため、お酒に酔いやすくなります。
風邪薬とお酒の飲み合わせには注意!
風邪薬を服用して飲酒すると危険!
風邪薬を飲んだ後にアルコールをとると、眠くなる成分が働きすぎて思わぬ事故につながった事例もあります。
風邪薬を飲んだらアルコールの摂取は控えてください。
飲んでしまったときの対処法
気が付いた時点でやめましょう。
水分補給を行い、安静にして睡眠をとることをおすすめします。できれば家族やパートナーと一緒に眠り、変化があった場合は対応してもらいましょう。
お酒を飲まなければいけないときは?
薬によって体から抜ける期間は異なるため、薬剤師や医師に確認しましょう。
通常病気や風邪のときは、アルコールは飲まないようにした方が体のためです。
お酒を飲んだあとは風邪を引きやすい
お酒を飲むとリラックスして楽しい気分になれるので体にいい気もしますが、実際には睡眠不足や肝臓機能の疲労などを招き、体の免疫は低下しています。
その隙にウイルスや細菌に感染してしまい、風邪や体調不良を発症するリスクが高まるのです。
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記事は、健康検定協会から提供されています。