生後2ヶ月の赤ちゃんの過ごし方|生活リズムやお出かけも【保育士監修】

//生後2ヶ月の赤ちゃんの過ごし方|生活リズムやお出かけも【保育士監修】

生後2ヶ月の赤ちゃんの過ごし方|生活リズムやお出かけも【保育士監修】

生後2ヶ月の赤ちゃん、どうやって過ごすのがいいの?
起きている間は何をすればいい?

「初めてのことで何もわからない!」
そんなママ・パパのために、おすすめの過ごし方を解説します。

また、「生活リズムがバラバラ」「昼夜逆転しそう」といったよくある悩みにも保育士が答えます。

監修者:保育士 八田奈緒美

経歴2012年 聖徳大学児童学科 卒業
幼稚園免許・保育士免許を取得後、幼稚園を経験し、現在保育園にて勤務
幼稚園にて、3.4.5歳児担任。保育園にて、0.1歳児担任を務める。 

生後2ヶ月に「やっておきたいこと」

生後2ヶ月ごろの赤ちゃんにやっておきたいことは以下の4つです。
  1. カラフルなおもちゃや絵本を見せて楽しむ
  2. 音の鳴るおもちゃを目の前で鳴らす、握らせる
  3. 家族と触れ合い、たくさん笑いかけてあげる
  4. クーイング(※後述)に対して応えてあげる

など

予防接種も忘れずに!

予防接種が可能になります。

生後2ヶ月の「特徴」

ミルクを飲む赤ちゃん

日々どんどん成長する赤ちゃん。新生児のころとは異なる特徴もでてきます。
生後2ヶ月ごろの赤ちゃんには、どんな特徴がみられるのか解説します。

体内リズムがついてくる

生後2ヶ月ごろになると、徐々にですが、体内リズムをつけていくことが可能になっていきます。

それにあわせて、睡眠時間が長くなる、ミルクを飲む量が増える、授乳間隔が伸びるなどの変化が見られます。

クーイングが始まる

「あー、うー」など、クーイングといわれる泣き声とは違う発声をするようになる赤ちゃんがいます。

積極的に話しかけて生後間もない赤ちゃんならではの声を楽しみましょう。

目で動くものを追うようになる

徐々に目が発達してきて、目で人や動くものを追うようになったり、音のする方をじっと見るようになります。

絵本の読み聞かせなどをするとじっと見ます。まだ細かい色の区別はつかないので、はっきりとした色の物、繰り返しの言葉がでてくる絵本がおすすめです。

手・足・指が動かせるようになる

ずっと握っていた拳を無意識に開くこともできるようになります。

気づいたら近くの物を掴んでいることもあるでしょう。

夜泣きがひどくなる

いろいろな機能が発達してくると泣き声も大きくなります。そのため、「夜泣きがひどくなった」と感じるママ・パパもいます。

眠る前にたっぷりとミルクや母乳をあげておくと、多少は長く眠る期待が持てます。母乳よりもミルクの方が腹持ちがよいので、母乳育児の場合は、夜だけミルクを足すなども一つの手段です。

生後2ヶ月の「過ごし方」

赤ちゃんとのスキンシップ

生後2ヶ月では、まだ朝夜の区別もあまりありません。
だんだんと朝、夜のリズムをつけるためにも1日のリズムのメリハリをつけていくようにします。

朝は、授乳の際にカーテンを開けて明るくし、着替えをします。

日中は、抱っこやベビーカーでお散歩する時間を30分ほど作るのもおすすめです。

夜は、お風呂に入った後、寝巻きに着替え、部屋を暗くします。

起きている間は何をするのがいい?

・スキンシップをとる
・歌を歌って聞かせる
・音の鳴るおもちゃをゆっくり動かして遊ぶ
・絵本の読み聞かせをする
・クーイングに反応して話しかける
・「あー、うー」など、赤ちゃんと同じ言葉を繰り返す
などがおすすめです。

赤ちゃんは視野が狭いので、ママ・パパが視野の中に入ってあげるようにしましょう。
抱っこ以外にも、足を動かしてみたり、手を繋いだりと、いろいろな遊び方ができます。

授乳間隔はどれくらい?

完全母乳の場合は、1時間半から2時間が妥当ですが、ミルクに比べ消化吸収が良いので、欲しがる時にあげても大丈夫です。
完全ミルクの場合は、昼間は3時間程度、夜間は4、5時間程度です。

授乳量は、生後1ヶ月のときより増えていきます。ミルクの飲む量や授乳量が少なくても、母子手帳の成長曲線に沿って、体重が増えていれば問題ありません。

睡眠時間はどれくらい?

まだ1日の半分以上は寝ている状態です。

授乳の際に起きる程度で、ほとんど寝ています。お昼寝の回数は2、3回です。
日によってはもっと増える場合もあります。

おしっこ・うんちの回数

おしっこは、1日数十回が基本です。
うんちの回数は1日1回程度でしょう。

おしっこが少ないと、体調が悪い・脱水を起こしているといった可能性があります。病院に相談しましょう。

「他の子と違う」と慌てなくて大丈夫

赤ちゃんは、生まれた時から個性の違い、性別の違い、環境の違いなどで、眠る時間や授乳回数の個人差はかなりあります。

今までご紹介したのは、だいたいの平均的な場合です。
あまり眠らない赤ちゃんでも大丈夫。起きている間のお世話は大変だと思いますが、「ママの顔をよくみていたいのかな、外の世界が楽しいのかな」と考えて、楽しく育児ができると良いですね。

生活リズムが整わない!お悩みQ&A

悩み1.生活リズムがバラバラ!

生活リズムが整いません…。
生活リズムの作り方を教えてください。
ママ・パパ自身が毎日のルーティーンを決めて、赤ちゃんにとってわかりやすいように行動してあげましょう。

例えば、

  • 朝は7時までにカーテンを開けて起こす
  • 起きたら顔をガーゼで拭いてあげる
  • お散歩などの外出時間を決める
  • お風呂の時間を決める
  • 寝る前は絵本を1冊読む
  • 夜眠るときには、部屋を暗くする

といったことを気長に続けましょう。

赤ちゃんのリズムは、数日ではなかなか整いません。うまくいった日の次の日には、もうずれてしまうということが多くあります。

決まったルーティーンを根気よく続けることで、数ヶ月後には、ある程度生活リズムが決まってくるでしょう。

悩み2.赤ちゃんが寝すぎて心配!

赤ちゃんが寝ている時間が長いです。
起こすべきでしょうか?
無理に起こさなくても大丈夫です。

よく眠る赤ちゃんは、“神様の贈り物”とも言われます。赤ちゃんが眠っている間に、ママ・パパも疲れを癒しましょう。

生活リズムをつけたい場合は、夜眠る時間を早めて、朝は決まった時間に起こしましょう。

授乳の時間になっても寝ている場合は、少し授乳間隔を開けてもいい時期かもしれません。
赤ちゃんは、寝ていたとしても、お腹が空いたら泣いて起きます。

悩み3.なかなか寝なくて大変!

なかなか寝ずに困っています。
このままだと昼夜逆転になってしまいます…。
眠る前にミルク・母乳を与え、赤ちゃんにとって落ち着く環境を作ってあげましょう。

夜は部屋を暗くして、聞き心地の良いオルゴールなどの子守唄を流してあげましょう。また、換気扇・掃除機・ドライヤーなど、胎内音と近いと言われている音を流すことで落ち着いて眠れるという効果がみられる場合もあります。

また、夜に眠る時間が遅い場合は、朝を早めてみましょう。
午前中のお散歩もおすすめです。太陽の光を浴びるとセロトニンという脳内物質が分泌されます。これは15時間ほどで睡眠を促すメラトニンという物質に変化していきます。

ただし、お散歩の頻度が多いと、興奮してしまい、夜なかなか寝付かなくなってしまうこともあるので注意が必要です。

お出かけは、どれくらいならOK?

赤ちゃんとおでかけ

30分から1時間程度、近くのお散歩からスタートしましょう。
2020-04-17T09:54:53+00:00 4月 17th, 2020|Categories: 健康コラム|

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