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こちらのwebサイトに健康検定協会 理事長 管理栄養士 望月理恵子 監修記事が掲載されました。( 2019.5.23)
管理栄養士に伺いました
よかれと思って逆効果!飲み会で「意外と太る」NG行動5選
〜以下記事より抜粋〜
管理栄養士の望月理恵子さんから、一見するとダイエットや美容によさそうなのに、意外にも太りやすい飲み会での食べ方・飲み方について教わります。
それは…
飲み会に備えてランチを抜く、美容食だからといってナッツを食べ過ぎる、糖質・脂質たっぷりのサラダを注文する、甘いお酒を飲み過ぎる、低カロリーだが塩辛いおつまみを食べ過ぎる、の5つです。ダイエットの天敵は揚げ物やビール、シメのラーメンだけではありません。飲み会で太りたくない人は、上記5つのNG行動も避けるようにしましょう。
ダイエット中であっても避けられない、仕事の付き合いでの会食や飲み会など。
カロリーオーバーにならないように、太りそうな揚げ物やビール、シメの麺類やご飯は控えるなど、食べ方・飲み方を工夫している人も多いのではないでしょうか?
しかし、一見するとダイエットや美容によさそうなチョイスでも、意外にも肥満の原因になってしまうこともあるようです。
今回は、管理栄養士の望月理恵子さんから、飲み会で「よかれ」と思って逆に太りやすい食べ方・飲み方の盲点について教わります。
■1:飲み会に備えて「ランチを抜く」のはNG
飲み会の「前」に食事を抜くのは逆効果
「今晩は飲み会だから、そのぶんカロリー調整しなきゃ」と、ランチを食べなかったり、ごく少量で済ませたりすることはありませんか? 実は、この作戦は、ダイエットにおいては逆効果とのこと!
「ランチを抜いて空腹状態で夜、飲食をすると、血糖値が急上昇したのち、急降下します。血糖値が急降下すると、体が“エネルギーが足りない”と勘違いして、食欲が止まらなくなってしまうおそれがあります。
また、空腹状態では、胃腸がアルコールをよく吸収して酔いやすく、判断力が鈍って、いつも以上に飲み食いしてしまうおそれも。
カロリー調整したいなら、飲み会の“前”ではなく、飲み会の“後”をおすすめします。つまり、当日のお昼を抜くのではなく、翌日の朝食やランチを軽めにしましょう」(望月さん)
今日は、お昼を抜いたから大丈夫!……という油断からも、暴飲暴食につながりやすいかもしれませんね。当日のランチはいつも通り摂って、飲み会ではお酒や食事の量をきちんとコントロールしましょう。
■2:美容食だからといって「ナッツを食べ過ぎる」のはNG
美容食だけれど高カロリー
ビタミン、ミネラルが豊富でスーパーフードとして知られるナッツ。お酒との相性も抜群ですが、「ナッツは美肌効果もあるし!」と、ありがたがってパクパク食べてしまうのはNGです。
「ナッツは脂質や食物繊維が多く、アルコールの吸収を遅らせる作用がありますので、二日酔い防止にもってこい。ただ、高カロリーなので、食べ過ぎには要注意です。
特に、お酒を飲みながら、ナッツを何気なく口に運んでいると、知らず知らずのうちにカロリーオーバーするおそれもあります。最大でも、10粒までにしましょう」(望月さん)
自分が食べた量をしっかりカウントすることが大事ですが、楽しく飲んでいると記憶も曖昧になりがちですよね。もし「あれ、私、何粒食べたっけ?」となったら、その時点でナッツはストップしましょう。
■3:糖質・脂質たっぷりのサラダを注文するのはNG
「サラダ」といっても糖質のかたまりなものも
居酒屋メニューの中で、比較的ヘルシーなイメージのあるサラダ。ところが、“サラダ”と名がつく料理が、必ずしも低カロリーとは限りません。
「サラダの中でも、かぼちゃサラダ、ポテトサラダ、マカロニサラダは、糖質が多くカロリーが高めです。また、マヨネーズやオイリーなドレッシングが多く使われているサラダも、脂質が高くなります。
サラダを注文するなら、生野菜サラダ、海藻サラダ、ごぼうサラダなどがおすすめです。また、ドレッシングをポン酢などノンオイルのものにすれば、よりカロリーを抑えることができます」(望月さん)
サラダであればとりあえずセーフ……なんてことはありません。サラダの具材、ドレッシングに何が使われているかも要チェックしましょう。