「健康ぴた」に健康検定協会 理事長 管理栄養士 望月理恵子の記事が掲載されました。
むくみ改善のレシピです!是非、ご覧ください。
〜以下記事より抜粋〜
こんにちは、管理栄養士の望月理恵子です。
・夕方になると体が重く感じる
・朝履いていた靴がきつい
みなさんは、こんな経験はありませんか?
それは“むくみ”が影響しているかもしれません。
もともと女性の悩みとして多いむくみですが、特に夏にかけて肌の露出が増えるこれからの季節は、ボディラインが太く見えがちで嫌ですよね。
今回はそんな「むくみ」を改善してくれる、お手軽な時短レシピをご紹介します。
むくみが起こる理由
むくみとは、細胞と細胞の間(皮下組織)に水分が過剰になった状態で、体全体、特に足や顔、腕などに水分が滞ってしまっています。
冷え体質
代謝が悪い
1日中同じ体勢が多い
ホルモンバランスが悪い
というような方は、特にむくみやすいのではないでしょうか。
女性は男性に比べて筋肉量が少なく、心臓に戻る血液や水分を戻す力が弱いため、むくみやすいといわれています。
健康上問題ない程度のむくみは、夕方ごろ脚に少しむくみを感じても、十分に寝て起きれば、翌朝には解消しています(もちろん、深酒や夜更かしをすれば、むくみが解消していないこともあります)。
ただし、むくみ続ける場合、痛みや発赤、かゆみなど、むくみ以外の症状が出た場合や、突然むくんだ場合などは何か病気が隠れている可能性もあるので、医療機関を早めに受診しましょう。
むくみは食生活で改善!
むくみ対策には、体内循環をサポートするためにウォーキングやスクワットなど、下半身を鍛える運動をするのがおすすめです。
また、横になってしっかり睡眠をとると、滞っていた血液や水分が流れやすくなります。
そして、食事では過剰な塩分を排泄する働きがある、カリウムの多い食べ物が有効です。
じゃがいもや里芋などの芋類、きゅうりやほうれん草などの野菜類、わかめやひじきなどの海藻類、バナナや柿などの果物類を積極的に取り入れましょう。
また、ポテトチップス、おせんべい、漬物、ラーメン、塩辛といった塩蔵品など、塩分が多い食べ物は体内のミネラルバランスを保とうと、水分を体内にとどまらせてしまい、むくみの原因になります。
体内に水分が少ないと、より水分をためようとしてむくみやすくなるので、塩分の多いものを食べた場合は、その後しっかり水分をとって塩分排泄を促しましょう。
時短&お手軽!むくみ改善レシピ
今回は、カリウムの多いじゃがいもときゅうりを使った、むくみ改善レシピを紹介します。
暑くて食欲が減退する夏の季節でも、さっぱり美味しくいただけますよ。
■じゃがいも新食感 中華風ベジヌードルサラダ
(カロリー…105kcal/カリウム…287.4mg/ビタミンC…24mg/塩分…0.7g)
調理時間(5分)
材料/2人分
ドレッシング
A)ポン酢・・・大さじ1.5
A)ごま油・・・大さじ1
A)砂糖・・・小さじ1/2
A)コショウ・・・少々(お好みで調整)
A)豆板醤・・・少々(お好みで調整)
じゃがいも・・・1個(細長い形のものがおすすめ)
きゅうり・・・1/2本
※料理写真の右上のお花は、エディブルフラワー(食べられるお花)のナスタチウム。
作り方
1.ボウルにドレッシングの材料 A)を入れて合わせておきます。
2.じゃがいもを洗い、芽を取ります(緑色になっている皮の部分があれば、しっかりと取り除きます)。
じゃがいも・きゅうりをスライサーで長めの千切りにします。
3.たっぷりのお湯(じゃがいもの4~5倍量)を沸騰させ、じゃがいもを強火で1分間茹でます(熱湯に入れてから強火で1分が目安。食感が悪くなるので茹ですぎに注意しましょう。じゃがいもの茹で方が美味しさのポイントです)。
4.すぐにザルにあけ、水にサッとさらし、手でぎゅっと握るようにして水気を絞ります。
5.じゃがいも・きゅうりをドレッシングで和えて、お皿に盛り付けて完成です。
野菜はスライサーで細長く千切りにすることで、麺のような新食感が楽しめます。
今回のようにポン酢にごま油を加えるだけで、手軽に中華風になりますので、他の野菜サラダに活用してもいいですね。
また、豆板醤を入れると風味が増し、さらに美味しくいただけます。豆板醤の量を調節してお子さん用と大人用を分ければ、家族みんなで美味しく召し上がれますよ。
暑い季節にあっさり食べられて、むくみをすっきり改善してくれるベジヌードル。ぜひ試してみてください。