りんご病による顔や手足の発疹は、いつまで続くのでしょうか。
発疹は見た目にも気になりますし、かゆみもあればなおさら辛いですよね。
大人と子どもでは発疹の症状にも違いがありますので、詳しく解説していきます。
りんご病の発疹はいつまで?
大人のりんご病
発疹が出やすい場所
手や足の外側を中心に網状やレース状の紅斑等の発疹が生じ、近位から遠位へと拡がるケースが多く、強いかゆみを伴う場合もあります。
(網状やレース状の紅斑以外にも、紫斑、丘疹、点状出血等がみられるケースもある。)
症状が重度の場合、高熱が下がった後に手首や指にまで発疹が拡がり、指が曲げにくくなる状態になるケースもあります。
治るまでの期間
パルボウイルス※に感染後、発疹が出現するまでの期間は2~4週間ほどです。
発疹が出現する1~2週間前くらいから、風邪やインフルエンザのような症状が現れます。
その後発疹が出現し、およそ1週間程度続くと考えられています。
子供より大人の方が重症化しやすく、症状が長期にわたって続く場合もあります。
※パルボウイルス…りんご病の原因となるウイルス
子どものりんご病
発疹が出やすい場所
顔(両頬)に盛り上がった状態の赤い蝶のような発疹が出現するケースが多く、時間の経過とともに盛り上がっている紅斑が融合して平たい斑点になる場合もあります。
腕に爪くらいの大きさの紅斑が出現後、3日ほどで前腕から手の甲へと拡がるケースもあります。
太ももや胴体部分(背中、お尻等)に網目状やレース状の発疹が出現するケースもあります。
治るまでの期間
パルボウイルスに感染後(飛沫・接触感染)、約1週間の潜伏期間を経て、さらに約1週間経過後に顔(頬)に紅斑(発疹)が出現する等の症状や手足にレース状等の紅斑や発疹がみられます。
その後1~2週間程度で、徐々に発疹やかゆみ等の症状が消失していくと考えられています。
この記事の続きには
発疹を早く治すためにできること/病院を受診すると早く治る?/市販の薬やクリームを使ってもいい? などが掲載されています。