二日酔いの治し方について、管理栄養士が解説します。
送別会に忘年会、新年会など…普段の飲み会のほか、断りにくいイベントが入ると、毎日のお酒の量も増えますね。
「二日酔いの頭痛や吐き気を速攻で改善する治し方を知りたい!」
そんなお悩みを持つ方はぜひ参考にしてください。
即効性のある二日酔いの治し方は?
二日酔いの原因
二日酔いの原因は、アルコールが分解されてできる有毒なアセトアルデヒドです。
アセトアルデヒドをさらに無毒化するための力は個人差があり、いわゆるお酒が強い、弱いという方が存在します。
アセトアルデヒドが、寝て起きた次の日も体内に残っていると、頭痛、吐き気、胃の不調などの原因となります。
さらに、アルコールには利尿作用があり、飲んでいる間は体内の水分がどんどん排出されてしまいます。
その後、水分を取らないと体が脱水状態のままです。
脱水状態では、肝臓がアルコールやアセトアルデヒドを分解する力が落ちてしまい、二日酔いがひどくなってしまうという現象が起きます。
とにかく水分補給を!おすすめは経口補水液
アルコールを摂る際は、同時に水分の摂取を心がけましょう。
そして、二日酔いの朝も水分補給をしてください。経口補水液やスポーツドリンクは、体内に水分を素早く補給できるのでおすすめです。
二日酔いが酷く、水も受け付けないという場合は病院で点滴を受け、水分補給をすることもできます。
頭痛がする場合は鎮痛剤の使用も
二日酔いによる頭痛は、アルコール(アセトアルデヒド)が体内に残っていたり、脱水状態になっているのが原因です。
なので、水分補給をし、早めに排泄させることで頭痛を軽減することができます。
また、薬剤師に相談の上、鎮痛剤を使用もできます。
吐き気がする場合は胃腸薬を
胃腸が弱っているので、胃腸薬の使用をお勧めします。また、水分を受け付けるようであれば水分補給をしてください。
吐き気が強い場合は、しばらく経ってから少しずつ水分を入れ胃腸の調子が戻るのを待ちます。脂っこいものや刺激の強い辛いもの、香辛料の効いたものは避けてください。胃痛の原因となります。
食べ物・飲み物のおすすめ
胃に負担がかからないもの、ビタミンやミネラルを補給できるものを摂りましょう。
食べ物
胃に負担がかからない温かいおかゆやうどんがおすすめです。
また、シジミの味噌汁はビタミンミネラルを補給できます。即効性を求めるのであれば、お酒を飲んでいる時からシジミの味噌汁も合わせて飲むと良いでしょう。
飲み物
脱水状態の時には、体内に水分を素早く補給できる経口補水液が良いでしょう。経口補水液以外にも、できるだけ多くの水分を摂取してください。
また、二日酔いになってしまった後のウコンなどのドリンク剤は肝機能を高めるので多少効果が期待できます。(※お酒を飲む量など個人差があります。)
この記事の続きには
二日酔いのときにやってはいけないこと/二日酔いが治らない/女性は特に注意が必要 などを掲載しています。