20代や30代の頃と同じ食事や生活をしているのに、40代になってからなぜか太ってきたと感じていませんか?
とくに、45歳以降の女性は更年期が原因でぽっちゃり体型になっている可能性があります。
更年期とは閉経の5年前後の期間で、一般的に45歳~55歳くらいだと言われています。
この記事では、更年期になると太りやすい原因やむくみとの関係、病院で受ける更年期障害の治療法について解説しています。
更年期に太りやすい原因
更年期に太りやすい理由は、女性ホルモンと加齢が関係しています。
エストロゲンが原因
更年期に太りやすい理由のひとつに、「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンが急速に減少していくことが関係しています。
エストロゲンには、内臓脂肪をつきにくくしてくれる働きや、脂肪燃焼を助ける働きがあるのですが、急なエストロゲンの減少に身体が反応して太りやすくなります。
そのほかにも、イライラやほてり、動悸などの症状が表れます。
基礎代謝の低下
基礎代謝は歳を重ねるごとに徐々に低下します。このことが更年期と重なることも、太りやすい原因です。
基礎代謝とは、生命維持のために必要なエネルギーのことですが、消費されるエネルギーが少なくなったのに、20代や30代の頃と変わらない食事をしていると太りやすくなってしまいます。
更年期のむくみについて
更年期は太りやすいとともに、むくみやすい時期です。
更年期にむくみやすい理由
更年期には女性ホルモンが減少することで、血行不良になりむくみやすくなります。
「太っている」のと「むくんでいる」ことの違い
むくんでいるのに、太っていると勘違いしている女性も多いようです。
太ることは、体重の増加とともに体脂肪が増えることですが、むくみは体内に余分な水分が溜まることで体重も増えている状態です。
両者の決定的な違いは、体脂肪の増加があるかどうかです。
太っているのかむくんでいるのかを判断するには体脂肪率の計測をするのが良いのですが、家庭用の体脂肪計では正確な数値をはかることは難しいようです。
健康診断などの際に、正しい体脂肪率を把握しておくことをおすすめします。
この記事の続きには
自分でできる更年期のむくみの対処法/更年期障害の治療法 などを掲載しています。