子どもが1歳に!そろそろ言葉が出てくるかな?
言葉がなかなか出てこないけど・・・うちの子大丈夫?
1歳児の言葉の発達目安と理解度について、お医者さんに聞きました。ママ・パパと楽しく遊びながらできる「言葉の教え方」も紹介します。
監修者
医療法人 小田原博信会 久野銀座クリニック
看護師
細野理恵
1歳児の言葉の発達目安
1歳の子どもが話す言葉の平均的な発達目安を紹介します。
言葉を発する時期の目安
生後半年を過ぎて1歳に近づくと、一言二言の言葉を発する赤ちゃんも、ちらほら出てきます。
文章こそ使えませんが、早い赤ちゃんでは、「ママ」「にゃんにゃん」「ワンワン」など単語を発する子もいます。
言葉はまだ発しなくても、「Yes」や「No」を表現するために、うんうんと頷く、または嫌という気持ちを全身で表してくる赤ちゃんもいます。
成長速度は、環境や個性にもよって左右されます。
1歳で発する言葉の量に差があってもあまり気にする必要はありません。
言葉の数
1歳児の1年間は、話す量がかなり増える子もいます。
しかし、個人差が大きいです。
1歳半くらいまでは喃語だけ(あーあー・うーうー・うまうま等)という子どももいれば、1歳の終わり頃には2語~3語をあやつる子どももいます。
特に、女の子の方が言葉の発達は早い傾向があります。これは言語に対して理解する脳の発達が早いためとされています。
話し方の特徴
1歳では、まだ「あーあー・うーうー・うまうま」などの喃語が中心です。
2歳頃には、あごも発達してより聞き取りやすく喋り始める子どもも増えます。
言葉が出ないけど・・・大丈夫?
言葉が出なくても、パパやママが話していることを聞いて、要求に答えてくれれば、耳は聞こえています。
<反応の例>
・ボールとって、と言うととってくる
・おいしいね、と言うと笑う・頷く
・音がした方を向く
「まんま」や「まー」などママを連想させる言葉を一つでも発していれば、心配の必要はありません。
言葉が出ない原因は?
あごの機能が未発達な場合や言葉を発する必要性を感じていないと言葉が出にくい場合もあります。
言葉を必要に感じない例としては、
ママやパパが要求にすぐ答えてくれる
いつも快適な環境が整っている
といった場合です。
この記事の続きには
どれくらい理解している?
楽しい「言葉の教え方」 などを掲載しています。