生まれたばかりの赤ちゃんが母乳を飲まない・・・。
原因は一体何?
お医者さんに、赤ちゃんが母乳を飲まない原因と対処法を聞きました。上手なおっぱいの飲ませ方やマッサージの方法を解説してもらいました。
武井智昭 先生 監修医
なごみクリニック院長
母乳を飲まない6つの原因
赤ちゃんが母乳を飲まないよくある6つの原因をご紹介します。
授乳の体勢
授乳の際、赤ちゃんのおっぱいのくわえ方や授乳体勢はとても重要です。これらがうまくできていないと、赤ちゃんは母乳を飲みにくくなります。
赤ちゃんが寝てしまう
(各ご家庭の方針や出産した病院の指導により異なりますが)一般的には、だらだら授乳を防ぐために一度は起こしてあげたほうがよいです。
起こしても飲ませたほうがいい目安としては、赤ちゃんのおしっこの間隔があいている、1か月未満であれば前の授乳から3時間以上あいている等が挙げられます。
母乳の冷凍保存
稀に冷凍した母乳だけ飲めないという赤ちゃんがいます。
母乳を冷凍することで、脂肪分が分解されてしまうことがあり、気になる臭いを発生させる脂肪酸が増加することも考えられています。
乳頭混乱(ニップルコンフュージョン)
産まれたばかりの赤ちゃんはおっぱいを吸う力がまだ弱いため、上手に母乳を飲むことができないケースがあります。
哺乳瓶からは比較的楽に飲めるため、母乳よりもミルクを好むケースがあります。
哺乳ストライキ
哺乳ストライキとは、生後2~3か月頃から始まるケースが多いという、「おっぱいを飲みたくない」という現象です。母乳の味がわかって飲みたくないという味覚の発達でもあります。
扁平乳頭、陥没乳頭
ママの乳頭が、扁平または陥没状態の場合は、赤ちゃんが乳頭に吸い付きにくいことがあります。
この記事の続きには
母乳を飲んでもらうためにできる2つの対策
ママのおっぱいが張るときの対処法
赤ちゃんの病気の可能性
病院の受診目安 などを掲載しています。