高熱や扁桃腺の炎症といった症状がでる「咽頭結膜熱(プール熱)」や、目が充血する「流行性角結膜炎」といった感染症の病原体となるアデノウイルス。
アデノウイルスの感染症になったら、保育園はいつから登園できるのでしょうか?
保育園に行くときに気をつけることや、先生への報告の必要性をお医者さんに聞きました。
武井智昭 先生 監修医
なごみクリニック院長
保育園はいつから登園OK?
休む日数の目安
発熱や喉の痛みなどがおさまるのに平均3〜5日程度かかります。そのため5〜7日程度お休みする場合が多いです。
登園OKの目安
アデノウイルス感染症で有名なのは、プール熱と呼ばれる咽頭結膜炎や、流行性角結膜炎です。主な症状には発熱・喉の症状(喉の痛み)・目の症状(目やに、充血)などの症状が出ます。これらの症状が出ているうちは、保育園や学校は、出席不可となります。
基本的には、解熱してすべての症状が落ちついたとあと2日経ってから出席できるようになります。
報告の必要性は?
アデノウイルス感染症は、集団感染を避けるためにも報告をしましょう。
アデノウイルスは、感染力が高く、症状がおさまったあとも咽頭から2週間程度、便からは1ヶ月程度ウイルスが排出され、感染源となります。
登園許可証のもらい方
子どもがアデノウイルスに感染した場合、登園許可証が必要な保育園もあります。
アデノウイルスの確定診断をしてもらった病院へ行き、登園許可証を依頼すれば発行してもらえます。
保育園で指定の用紙があれば、それに記入してもらってくださいね。
この記事の続きには
登園のときに気をつけること
早く治すためにできること
再発の予防対策
病院受診のタイミング などを掲載しています。