赤ちゃんが小刻みに震える・・・。
寝ながら震えている・・・。
そんなときの対処法を、お医者さんに聞きました。痙攣との違いや、病院受診が必要な場合の判断についても解説します。
武井智昭 先生 監修者
なごみクリニック院長
新生児が震える主な原因
「新生児が震える」代表的な2つの原因と、その震えの特徴を紹介します。
原因1.生理的反応
生理的反応の震えは、赤ちゃんに頻繁に起こります。
<震えの特徴>
・足や手、指などが少しの外部刺激でピクピク動く。
・授乳中にブルブル震える。
<対処法>
特に治療の必要はありません。
神経の発達が未熟なので、外からの刺激に対してピクッとけいれんの様な生理反応が出るのです。
原因2.憤怒けいれん(泣き入りひきつけ)
泣いたことがきっかけで起こります。
<震えの特徴>
大泣きをしたとき、急に驚いたときに、息を吐いた状態のまま呼吸が止まり、顔色が蒼白・紫色になり、手足がガタガタ震える。
<対処法>
正常な反射にともなう症状です。後遺症もなく、治療も必要ありません。
けいれんそのものは1~2分でおさまり、顔色もすぐ戻ります。
この記事の続きには
ケース1.寝ながら震える
ケース2.お風呂の後震える
ケース3.授乳中に震える
けいれん(てんかん発作) の見分け方
病院受診が必要な震え などが掲載されています。