絶対に妊娠線を残したくない!
最強の妊娠線の予防方法が知りたい!
そんな妊婦さんに、妊娠線の予防方法を教えます。
監修者
医療法人 小田原博信会 久野銀座クリニック看護師
細野理恵
まずは知ろう!妊娠線はナゼできる?
赤ちゃんが大きくなると、子宮は大きくなっていきますが、皮膚内部は、同じように伸びていくことができません。
すると、表皮の下の「真皮」と「皮下組織」が破壊され、ごわごわしたような状態が透けて見えるのです。
妊娠線がなかなか消えないワケ
破壊され部分はその形で固定されてしまうと、変形した部分が元の状態に戻らなくなります。また、断裂した真皮と皮下組織を、元通りにする方法は、まだ確立されていないのが現状です。
薄い妊娠線は、徐々になくなる人もいますが、はっきりと刻まれた妊娠線はなかなか消えません。
妊娠線予防のためには、妊娠初期から予防ケアを行いましょう。
お腹周りにばかり気を取られがちですが、母乳を出すために大きくなる胸にも妊娠線ができます。お腹と胸の両方をケアするのがおすすめです。
絶対に残さない!妊娠線の予防方法
予防法1.しっかり保湿する
妊娠したらなるべく保湿しましょう。
保湿は、ローション・クリームなどを使用して、保湿力の高いものが良いでしょう。
基本的に保湿はお風呂上がりに行うと思いますが、時間があるようであれば1日に何度も塗って保湿しましょう。
予防法2.マッサージする
優しくクリームを擦り込むように行います。皮膚が引っ張られるような強い力はNGです。
おへそを中心に、くるくると手の全体を使用して行いましょう。胸の場合は、乳腺を傷めないように優しくクリームを伸ばしてください。
\ワンポイント・アドバイス/
皮膚に負担がかからないように、クリームはたっぷり使ってください。
予防法3.適度な運動・食事
適度な運動や栄養バランスのとれた食事は、母体の健康状態・赤ちゃんの発育に良いだけでなく皮膚のハリを作ってくれます。
特にタンパク質を多く取り入れ、肌への栄養補給を行いましょう。また皮膚を健康に保つナイアシンや皮膚のコラーゲン生成に役立つビタミンCを積極的に摂取しましょう。
やってはいけない!NG方法
お腹や胸の皮膚と手の皮膚が擦れて、皮膚に不要な刺激を与え乾燥の原因となります。同様の理由で入浴時にゴシゴシ洗うことも避けましょう。
また、運動不足や偏った食事も、皮膚のハリを低下させ妊娠線が出やすい状態に皮膚を劣化させます。