ウレぴあ総研 ハピママサイトにて、健康検定協会 理事長 管理栄養士 望月理恵子の記事が公開となりました。
手抜きなんて言わせない!「インスタント食品」栄養価をUPさせるワザ
忙しいときこそしっかり栄養を考えなければいけないけれど、そんなときについ頼りたくなるのがインスタント食品。そのまま食べると、やはり糖質や脂質が多くなりがちですが、ちょっとしたひと工夫で栄養価をUPさせることができます。今回はよく食べるインスタント食品を身近な食品で、手軽に栄養バランスを整える方法をご紹介します。
自宅で食事をする機会が増えた昨今、調理の手間をかけずに食べられるインスタント食品はとても便利ですよね。しかし、気になるのは栄養素バランス。
今回は、ひと手間プラスするだけで、栄養素バランスを改善する方法をご紹介いたします。インスタント食品ごとに、プラスしたいおすすめの食品と栄養素を解説していきます。
1.レトルトカレー
老若男女から愛される定番インスタント食品、レトルトカレー。
美味しいけれど、それだけでは体を作る材料となるたんぱく質が不足しがちなのが心配です。そんな時に活用したいのが、サバ缶です。缶から出してカレーに入れるだけで、簡単にたんぱく質を補うことができます。
さらに、サバ缶には血栓をつくりにくくする作用のあるEPA、認知症予防や脳の発達に関わるDHAも豊富に含まれており、カレーにプラスするだけでたんぱく質の補給だけでなく、脳神経や血管の健康維持に繋がります。
2.インスタント麺
根強い人気のインスタント食品の一つ、インスタント麺。ラーメンややきそばなど色々な種類がありますが、どれも糖質や脂質が多く、栄養素が偏りやすい食品だと言えます。
インスタント麺を食べる時は、茹で卵やサラダチキン、豆腐、納豆、ツナ缶などいわゆる”おかず”となるようなものをトッピングすることでたんぱく質を補給することができます。
また、カット野菜を加えるだけで、整腸作用や糖・脂肪の吸収を抑える作用のある食物繊維を手軽に摂ることができるので、おすすめです。
3.冷凍ピラフ
子供にも人気の冷凍ピラフ。冷凍シーフードミックスを加えれば、不足しやすいたんぱく質を補うことができます。さらに、シーフードミックスをプラスすることで具だくさんになりボリュームが出るため、食べ応えがアップして満足感も得られます。
ダイエット中の方なら、冷凍ピラフを少なめにしてシーフードミックスを多めに入れれば、ごはんの量を抑えることができます。
また、シーフードミックスを先に食べることで、たんぱく質により血糖値の上昇が緩やかになり、脂肪の蓄積を抑えることができるため、ダイエットにアプローチできます。