近年、ストレスや生活習慣の変化によって、胃腸の病気が増えています。
逆流性食道炎もそのうちのひとつで、胃酸が関係しています。
胸やけがつらい、食道あたりがつかえる、口の中が酸っぱく感じるなどの経験はありませんか?
それらは逆流性食道炎の症状のひとつです。
この記事では、医療法人 小田原博信会 久野銀座クリニック理事長:岡村信良 先生に
逆流性食道炎の原因や検査、治療について解説していただきました。また、逆流性食道炎を簡単にチェックできる項目を掲載しています。
【逆流性食道炎の症状チェック】
まずは、逆流性食道炎の症状や、胃の内視鏡検査をうける目安について、解説します。
1.逆流性食道炎をチェック
自分の日常生活で起こる症状を振り返ってみましょう。次の4つの項目からあてはまるものにチェックを入れてください。
*項 目
・月に1回以上、胸やけが起こる
・ふとした拍子に酸っぱい胃液がこみあげてくる
・ものを飲み込むとき、つかえ感がある
・胸にしみるような胸痛がある
これらの質問で1問でもチェックが入った方は、逆流性食道炎の疑いがあります。
2.胃の内視鏡検査をうける目安について
続いて、胃の内視鏡検査をうける目安について、チェックしてみましょう。
また、逆流性食道炎かも…との不安がある方は、次の9つの項目においてあてはまるものにチェックを入れてください。
*項 目
・少し多く食べただけでも不快感が増す
・脂肪分の多い食事を食べたときに不快感が増す
・香辛料の効いた食事で不快感が増す
・横になったり前かがみになったりすると、さらに悪くなる
・物を持ち上げる力仕事をするとさらに悪くなる
・60歳以上である
・背中が曲がっている
・胃の手術を受けたことがある
・最近、ピロリ菌の除菌治療を受けた
1の「逆流性食道炎のチェック」で項目に該当しなかった方も、これらの質問で1問でもチェックが入れば、念のために内視鏡検査を受けてみることをおすすめします。
1にも2にもチェックが入った場合は、すみやかに病院を受診し、検査を受けて下さい。
続きには… 逆流性食道炎の3大症状は? 背中が曲がっているだけで逆流性食道炎の原因に?
逆流性食道炎かも…と思ったときの対処法とは
ぜひ、ご覧ください。