生活している中で、息を飲みこむことが多々あります。
少量なら問題ありませんが、飲み込む空気の量が多いと体に負担がかかってしまいます。
この記事では自分でできる呑気症の治し方と、発症の原因、病気の可能性について、荒牧内科 院長:荒牧竜太郎 先生に解説いただきました。
呑気症(どんきしょう)とは?
呑気症は読んで字のごとく、無意識に飲み込んだ空気がおなかにたまって、腹痛などの症状を引き起こす状態です。
別名「空気嚥下症(くうきえんげしょう)」とも呼ばれます。
誰でも食事中などは少なからず空気を飲み込むものですが、少量であれば食べ物の消化や吸収の過程でなくなるため、体に支障をきたすことはありません。
しかし飲み込む空気の量が多いとお腹にたまっていき、お腹が張ることで腹痛の原因となります。
1.腹痛以外の症状も
緊張などで奥歯を噛みしめる癖があると空気を飲み込みやすく、この場合はほかに肩こり・顎周囲の痛み・頭痛などの症状も出ます。
また腸にたくさん空気がたまると、横隔膜を押し上げて心臓に負担をかけたり、息苦しさなどがみられたりする場合もあります。
2.原因
原因は主に次のような生活習慣です。
早食い
ストレス
緊張
奥歯を噛みしめる癖
炭酸飲料をよく飲む
特に奥歯を噛みしめる癖は、自然と力が入るため唾液を飲み込む機会が増え、空気を飲み込みやすくなります。
男性よりも女性に多い
呑気症は男性よりも女性に多い傾向があります。
これは女性の方が、ホルモンバランスの影響などでストレスを感じやすいためです。
胃腸の病気が関係していることも
おなかが張るなどの症状は、胃腸の病気が関係していることもあります。
異変がみられたら病院で消化器系の病気がないか、診断してもらうことが大切です。
この記事の続きでは…●自分でできる呑気症の治し方●不快感が治まらなければ病院へ!●診療科目などを読むことができます!ぜひご覧ください!