熱が上がったり下がったりを繰り返すという症状が起こると、いつになったら治るのか不安になりますね。
とくにお子さんにそのような症状がみられると、体力の消耗などで心配になります。
そこでこの記事では熱が上がったり下がったりする原因や対処法、病院へ行くタイミングなどについて、岡村クリニック 院長:岡村長門 先生よりご解説いただきました。
熱が上がったり下がったりする…原因は?
1.なぜ一度下がったのにまた上がる?
●風邪薬で一時的に熱が下がっているだけ
風邪薬などの効能で解熱の効果があると、一時的に熱が下がることがあります。
しかし効果が切れてしまうと、また熱が上がったり下がったりを繰り返している可能性があります。
その場合は風邪症状が回復しているわけではなく、薬によって熱を下げているだけなので引き続き休養が必要です。
●日内変動による
健康な時でも1日のうちで体温が変化しています。
朝は低めで夕方から夜にかけて高めになっていきこれを『日内変動』といい、これによって病気の時に熱が上下するという変化を起こします。
2.大人よりも子どものほうが熱が上がったり下がったりしやすいのはなぜ?
●こどもは朝と夕で0.5度の体温差
小さな子どもは朝夕の体温を比べると0.5度ほどの差があります。
そのため朝は下がっていても夜はまた上がってしまうこともあります。
●免疫力が低い
1歳前後の小さな子どもは免疫力が低いことから身体が熱に抵抗しようとして熱を一度下げても、また上がってしまうことがよくあります。
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