胃潰瘍がある時は、食事に気をつけなくてはなりません。
胃の負担になるものは避け、胃にやさしく消化の良いものを食べるようにしましょう。
この記事は、具体的に食べて良い食品と避けるべきメニューや治療中の過ごし方や注意点について、医療法人社団さくらライフ 林高太郎 先生よりご解説いただきました。
●胃潰瘍のときに避けるべき食品
基本的に、胃潰瘍がある時は消化の悪いものや胃に刺激を与える食品は避けます。
1.消化の悪い食品
食物繊維の多い海藻類やキノコ類は、消化に時間がかかるのでおすすめしません。
揚げ物のような脂っこいものやお菓子類も、胃の負担になるので控えてください。
また、肉や魚なども消化しにくいので避けるようにしましょう。
2.刺激の強い食品
香辛料(カレーなど)や香味野菜(ニラやニンニクなど)は刺激が強いので、控えめにしてください。
食品以外にも次の飲み物は胃に刺激を与えるので、摂りすぎないよう注意が必要です。
カフェインを含むもの(コーヒーや紅茶など)
炭酸飲料
アルコール類
特にアルコールは胃粘膜をただれさせる作用があり、胃潰瘍を悪化させる原因となります。
治癒期に入ればそこまで制限しなくても良いですが、体調によっては控えるようにしましょう。
3.酸味や塩分の多い食品
漬物や干物といった胃の粘膜を刺激する塩分が多い食品やお酢など酸味のあるものは控えましょう。
中でも梅干しは、塩分と酸味のどちらも含まれていて胃に負担をかけやすいのでおすすめできません。
また、酢飯を使用したお寿司も避けるようにしてください。
4.冷たいもの、熱すぎるもの
食品だけでなくその温度にも注意が必要です。
冷たいものや、逆に熱すぎるものは胃の刺激となるので控えるべきです。
この記事の続きには、「胃潰瘍のときに食べても良い食品」「治療中の過ごし方と注意点」「市販薬の使用に注意」などを掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
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