「乾燥が原因のニキビ治し方は?おすすめの食事も!皮膚科での治療法とは」
ニキビというと、皮膚が脂っぽい、皮膚が汚れている、しっかり洗顔しなければならないといったイメージがあるかもしれません。しかし、ニキビの原因は皮脂だけとは限りません。
乾燥肌とニキビは一見、関係がないように感じますが、実は関係しています。
この記事では乾燥肌とニキビの関係や、スキンケア方法、皮膚科で受けるニキビ治療について、小田原銀座クリニック 長谷川佳子 先生よりくわしくご説明いただきました。
乾燥によるニキビについて
1.乾燥肌にニキビができるしくみとは
●乾燥肌とは
乾燥肌とは、角質層の水分が10%を割り込んでしまった状態のことを指します。乾燥によって水分が失われると、肌のバリア機能の低下につながります。
●肌のバリア機能の低下とは
通常、肌の油分や水分が足りていて、ふっくらしていると、毛穴も引き締まり、角栓も出やすくなります。しかし、乾燥によって肌のバリア機能が低下すると、肌のターンオーバーが正常に機能しなくなります。また、肌が常に乾燥している状態になれば、角栓が詰まりやすく、角栓があっても出にくい状態になります。
●肌が乾燥することでにきびができる
こうしたバリア機能の低下が、毛穴の収縮と角栓がつまる原因となり、ニキビをできやすくします。
バリア機能が低下していなければ、このような現象はほとんど起きることはありません。
つまり、肌が乾燥してしまうことによりにきびができるのです。
2.乾燥によるニキビができやすい人
●肌が乾燥している
乾燥ニキビは肌が乾燥してしまうことにより起こります。市販のピーリング洗願や、酵素洗顔を過剰に使用している、顔を無意識に触っている、洗顔時にゴシゴシと強く洗うなどする人は乾燥しやすいといえます。
●男性ホルモンが多い
乾燥だけでなく、男性ホルモン過多も原因とされています。男性に限らず女性でもストレスなどにより男性ホルモンが多く分泌されることもあります。年齢としては、30代を超えたあたりから多くなるとされています。
また、年齢を重ねる中で、体内の水分量も減っていくと考えられています。
●乾燥を引き起こす生活習慣
その他にも、洗顔のしすぎや、皮脂の洗浄能力の高いクレンジングの使用、化粧品による摩擦、冷暖房に当たっている時間が長い人も乾燥が起きやすくなります。
3.乾燥によるニキビができやすい時期
時期としては、乾燥しやすい時期でもある秋や冬にできやすいといえます。
ただ、夏でもクーラーの効いた部屋に長時間いることで肌は乾燥します。時期だけでなく、生活環境にも気を配ることが大切です。
4.乾燥によるニキビが出来る部位
乾燥にきびが好発する部位としては、頬やフェイスラインといったUゾーンおよび、口周りに好発しやすいとされています。
こうした部分は乾燥しやすいだけでなく、男性なら髭が生える部分でもあります。髭を剃ることで皮膚が乾燥する上に、男性ホルモンは皮膚バリアの機能低下も招く性質があります。
ニキビが好発する部位、年齢や生活環境を考えた上で、自分のニキビの原因を判断していきましょう。
この記事の続きには、にきび対策が満載です!「自分でできる、乾燥によるニキビの対処法」「皮膚科でのニキビ治療と費用について」など。ぜひ、ご覧ください!
この機会に健康検定にチャレンジしてみよう!
練習問題はこちら→→「4級にチャレンジ!」「3級にチャレンジ!」「2級にチェレンジ!」「準1級にチャレンジ!!」「1級にチャレンジ!!!」