「便秘で熱が出たら自分でできる対処法。風邪との違いは?何度くらい?」
便秘と発熱はあまり関係がないようですが、実はとても深い関係があります。
しかし、この症状は子どもに多く見られ、成人にはあまり起こりません。
腸内環境の乱れによって起こる便秘は、様々なトラブルの発端にもなるので、放置せずに早めの対処が大切です。
この記事では便秘と熱の関係や対処法、病院での治療について、荒牧内科 院長:荒牧竜太郎 先生よりご解説いただきました。
〜便秘と原因の発熱について〜
1.便秘によって発熱するしくみ
◉便秘が起こる原因
腸内環境の悪化や緊張、不安やストレス、食事の乱れ、薬物、病気などの様々な原因で起こります。
便の70%は水分で、その他に腸内細菌や消化吸収された食べ物の残りでできています。
小腸では栄養を吸収し、大腸で残りの栄養と水分が吸収され便として排出されます。
このとき、水分が足りないと便が硬くなり便秘になります。
◉腸内環境の悪化が及ぼす影響
腸には免疫細胞の70% が存在すると言われ、腸内環境の悪化は便秘だけではなく、免疫力の低下にもつながります。
そのため、風邪をひきやすくなったり、熱が出やすくなったりします。
また、栄養や水分の吸収が悪くなると、体内に入ってきた菌やウィルスに打ち勝つための体力も足りなくなり、発熱によってますます水分が奪われて便秘になるといった悪循環を招きます。
2.便秘による発熱はこどもに多い?
◉何歳くらいに多い?
とくに乳幼児から小学校未就学児(5-6歳くらい)に多く見られます。
この時期は大人と比べると発熱する回数も多いのが特徴です。
◉発熱の原因は?
免疫力が低下すると、菌やウイルスが体内に入ります。
身体がそれに対処しようと発熱物質を作り、菌やウィルスとたたかう環境を作るために発熱します。
大人でも、免疫力の低下や睡眠不足・栄養不足・いつもより疲れているときに起こります。
この記事の続きには、「便秘と風邪などの発熱の見分け方」「何科を受診したら良い?」「便秘で発熱したときの対処法」「病院で受ける治療とは?」など、役立つ情報が盛りだくさんです!ぜひご覧ください。
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