「日焼け後のケア、どうしてる?子供はダメージ大!飲む日焼け止めとは?」
日焼け対策をしていたのに、思った以上に焼けてしまった…ということはありませんか?
いつもは日焼け止めを塗っているのに、その日に限って日焼け止めを塗り忘れてしまった、ということもあるかもしれません。この記事では、日焼け後のケアについて詳しく、小田原銀座クリニック:長谷川佳子先生よりご解説いただきました。
〜日焼け後のケア、なるべく早く〜
1.日焼けのメカニズム
●サンバーンとは
日焼けすると、体質の違いによって肌が赤く炎症を起こしてヒリヒリしたり、色素沈着をおこして黒くなったりします。この肌が赤く炎症を起こした状態を、サンバーンといいます。
サンバーンは、軽いやけどと同じで、1~2日ほど、ヒリヒリとした痛みがあります。
●サンタンとは
その後、メラニン色素が沈着することで肌が黒くなります。この状態をサンタンといいます。
2.日焼け後はまず肌を冷やす
なるべく早くケアを!
日焼け後は、なるべく早くケアをすることで、皮膚の炎症を抑え、肌への影響を少なくすることができます。
日焼け後のケアとして大切なのは、まず炎症を起こした肌を冷やすことです。
●冷やしすぎも肌にはよくない
日焼けは軽いやけどと同じですから、冷たいシャワーやぬれタオルなどで、日焼けした肌をクールダウンしましょう。
氷や保冷剤が良いと思われる方もいますが、冷やし過ぎても肌の細胞にダメージを与えてしまいます。
冷たいシャワーや濡れタオルで十分です。
3.しっかりと保湿する
その後、しっかり保湿をします。
肌が炎症を起こしているため、敏感肌や低刺激の保湿剤、肌の炎症を鎮める効果のある保湿剤を使用します。
保湿剤を肌になじませる時は、軽くおさえるように保湿します。
化粧水だけでは蒸発してしまうので、スキンケア用のオイル(ワセリン、ホホバオイル、オリーブオイル、椿油など)でふたをするようにしましょう。クリームや乳液もオイル成分が含まれているものがほとんどなのでそちらでも構いません。
日焼け後は、肌だけでなく、体の水分も少なくなりやすいので、こまめに水分補給を心がけましょう。
4.日焼け後のケアで得られるメリット
●肌老化を食い止める
日焼け後にしっかりとケアをすることで、肌老化を食い止めることができます。ひどい日焼けは、真皮層までダメージを与え、コラーゲンを破壊します。コラーゲンが破壊されると、肌のハリが失われ、たるみやしわの原因となります。
●メラニン色素の発生を防ぐ
また、日焼け後は肌表面にメラニン色素が多く発生することで、シミやそばかすの原因となります。つまり、日焼け後のケアは肌の炎症を抑えるだけでなく、シミ・そばかす・しわなど様々な肌トラブルを防ぐことにもなります。
日焼けしてしまったことを後悔するのではなく、その後のケアが重要です。きれいな肌を保つためにも、日焼け後のケアに力を入れましょう。
この機会に健康検定にチャレンジしてみよう!
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