「食中毒を発症するまでの時間は?サルモネラ菌からノロウィルスまで」
梅雨から夏にかけては食中毒による体調不良が多発する季節です。
原因菌によっては他人へ感染させる恐れもあり、自分だけの問題ではなくなることもあります。
この記事では食中毒の原因菌やほかの病気との違いについてなどを荒牧内科 院長:荒牧竜太郎 先生よりご紹介いただきました。
食中毒を発症するまでの時間と菌の種類
1.黄色ブドウ球菌
潜伏期間・・・30分~6時間くらい
原因食品・・・おにぎり 寿司 卵 乳製品 加工品などさまざまな食品
症状・・・吐き気 嘔吐 腹痛 下痢
症状が続く期間…1~2日くらい
2.サルモネラ菌
潜伏期間・・・5~72時間くらい
原因食品・・・卵 生肉(加熱が不十分なもの)
症状・・・嘔吐 熱 下痢
症状が続く期間・・・1週間くらい
3.腸炎ビブリオ菌
潜伏期間・・・12時間くらい
原因食品・・・生の魚介類
症状・・・熱 腹痛 下痢 吐き気 嘔吐
症状が続く期間…1週間くらい
4.腸管出血性大腸菌
潜伏期間・・・2~7日くらい
原因食品・・・牛肉や肉の加工品 サラダ 浅漬け 井戸水
症状・・・ 腹痛 水様性の下痢 血便
症状が続く期間・・・1~3日くらい
5.ボツリヌス菌
潜伏期間・・・2~7日くらい
原因食品・・・缶詰 瓶詰食品 レトルトパウチ食品
症状・・・吐き気 嘔吐 視力障害 言語障害 嚥下障害
症状が続く期間・・・4~5日程度
6.セレウス菌
潜伏期間・・・30分~5時間くらい
原因食品・・・米の加工品(炒飯 焼き飯 ピラフ) スープ 焼きそば
症状・・・吐き気 嘔吐 視力障害 言語障害 嚥下障害
症状が続く期間・・・4~5日くらい
7.ウェルシュ菌
潜伏期間・・・6~18時間くらい
原因食品・・・カレー スープ類
症状・・・吐き気 嘔吐 腹痛 下痢
症状が続く期間・・・1~2日くらい
8.ノロウィルス
潜伏期間・・・1~2日くらい
原因食品・・・牡蠣などの二枚貝 ノロウィルスに汚染された食品
症状・・・吐き気 嘔吐 腹痛 下痢
症状が続く期間・・・1~2日くらい
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