水下痢が続く原因は?急性胃腸炎など病気の可能性も!飲み物は何が良い?
下痢の中でも、とくに水分量の多い水下痢。おおよそ9割程度が水分だといわれています。
その原因はさまざまですが、急な水下痢の場合、ウイルス性や食あたり、食中毒による急性の胃腸炎である可能性が高いでしょう。
ほかにも、食べ過ぎや体が冷えたことによって水下痢を起こすこともあります。
この記事では、下痢の中でも水分量が多い『水下痢』の原因や対処法について、医療法人 小田原博信会 久野銀座クリニック理事長:岡村信良 先生にくわしくご説明いただきました。
はじめに、「下痢」の基準ってなに?
1.『下痢』を起こすとこうなる!
『下痢』とはどんな状態の便?
下痢は、健康的な便と比較してゆるく、柔らかい状態の便や、水っぽい便のことです。
便の状態としては、水に溶けたり、浮いてバラバラになったりしているものです。
下痢の原因のほとんどは胃腸にある!
下痢のほとんどは、胃腸などの 消化機能系の異常により起こります。
腹痛をともなうことが多く、我慢できずにトイレに行く回数が増えるなどの症状があります。
2.健康な便と下痢の違い
健康な便は水分が6~7割ほどで形がしっかりとしていて、崩れることはありません。
水分が7割以上になると下痢とよばれ、段階ごとに軟便・泥状便・水様便などとよばれます。
だいたい、水分量が7~8割のものを軟便、8割以上のものを下痢といいます。
水下痢ってなに?
1.『水下痢』は水分が9割以上
下痢のなかでも、とくに9割以上の水分を含んでいるものを水下痢ということがほとんどです。
ただし、便の水分量を正しく計測することはできないので、おおよその判断になります。
2.水下痢が起こる理由
おもな原因は『胃腸炎』!
水下痢の原因として考えられるのは、次のような感染による胃腸炎です。
・ノロウイルス
・ロタウイルス
・食中毒
・食あたり
急性のものが多く、急に便意をもよおしたら、水下痢だったということが多いでしょう。
どれも症状として水下痢がみられますが、食あたりだけは比較的症状が軽いという特徴があります。
『水下痢』の前後にはどんな症状がある?
その前後に腹痛をともなうこともあり、場合によっては吐き気や、嘔吐をくり返すこともあります。
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