妊娠中は平常時以上に風邪に気をつけたいもの。もし妊娠中に風邪を引いてしまったら、どうすればいいのでしょうか?風邪薬を飲んでもいいのか、お腹の赤ちゃんに影響はないのか…心配になってしまいますよね。
この記事では石野医院の石野先生に、妊娠中に風邪を引いてしまったときはどのようにすればいいのか聞きました。
胎児への影響
風邪自体が、赤ちゃんへ影響を及ぼすのは稀です。しかし、妊娠初期に風邪薬を飲んだ場合と、高熱が続く場合は、影響が出る場合もあります。
風邪薬についてと、熱や咳などの症状別の対処法は、下で解説します。
基本の対処法
まずは暖かくして安静に。消化によい食事と水分補給を忘れずに。
妊娠している際に風邪(かぜ症候群)に感染しても、ほとんどが自然治癒していく疾患です。風邪をひいたなと感じたら、早めに休暇を取り、水分補給を心がけましょう。また、体を温め、消化の良い食事をとりましょう。
妊娠中に風邪薬を飲んでもいいの?
妊娠週によっては、服薬にも注意が必要です。
妊娠初期
妊娠に気がつきにくい0週から15週(妊娠初期〜胎盤完成)くらいまでは、風邪薬が胎児に何らかの影響・負担を掛ける場合があり避けたほうが良いでしょう。
もしも誤って飲んでしまったら、すぐにかかりつけの産婦人科医に相談しましょう。
妊娠中期以降
妊娠16週(妊娠中期)になっていれば、風邪に対応した薬の影響は少ないとされています。
市販薬の服用
配合されている成分によっては、胎児の育成や体に負担がかかるものもあります。
推奨されていない成分も多くありますので、病院で処方を受けるのが良いでしょう。市販薬を使用しなければいけないときには、薬剤師・医師に確認をしてから服用しましょう。
漢方薬の服用
「葛根湯などの漢方なら、服用してもいいですか?」
漢方だからOK、というわけではありません。
漢方薬の中にも妊娠中には避けたほうがいい成分も多くあります。大量に摂れば胎児に影響が出る可能性もあります。漢方薬が安全というわけではないので、こちらも他の市販薬同様に使用したい場合は、薬剤師や医師に相談してください。
この記事全文は、「kosodateLIFE」に掲載されています。
記事は、健康検定協会から提供されています。
続きには…
熱があるときの対処法
咳が止まらないときの対処法
風邪が長引くときの対処法
病院の受診が必要な場合
妊娠中の風邪の対処法 など
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