自分の手のひら周辺が赤いと思ったことはありませんか? それはもしかすると「手掌紅斑」という症状で、病気のサインかもしれません。
手掌紅斑の症状や原因、どのような病気の疑いがあるのかについて詳しくご紹介します。
手のひらが赤くなる「手掌紅斑」とは?
症状
手のひらが部分的に赤くなり熱っぽい
とくに痛みやかゆみといった自覚症状はないのですが、手のひら、親指や小指の付け根のふくらみが赤くなり、熱っぽいと感じることで気づきます。親指の付け根部分が赤く、中央部が白っぽい場合は手掌紅斑の可能性があります。
手掌紅斑は、全体的な斑点ではなく、部分的な斑点が特徴です。
こんな場合は手掌紅斑かも!?
次のことが当てはまると手掌紅斑かもしれないので、念のため病院を受診することをおすすめします。
・手のひらの赤い部分を圧迫すると赤色が消え、圧迫をやめると再び赤くなる
・手を心臓より高い位置に上げると白っぽくなり、心臓より低くすると手のひらが赤くなる
原因
手掌紅斑の主な原因には、次に挙げるものがあります。
肝臓障害によるもの
手のひらが赤くなる原因は、手のひら周辺の血管拡張によるものですが、多くが肝臓障害である可能性があると言われています。
手掌紅斑と気付くまでに時間がかかることがあり、気付いてから病院へ行くと肝機能障害の症状が進行していることもあります。
妊娠によるもの
妊娠をすると女性ホルモンのエストロゲンが増えます。
エストロゲンには血管収縮を制御する働きがあるため、手のひら周辺の血管が拡張して手掌紅斑の症状が見られる場合があります。
一般的に出産後に症状はなくなるので、治療は必要ありません。
そのほかの原因
自己免疫疾患や感染症によるものがあります。
この記事の続きには「病気のリスク、治療方法」などが掲載されています。続きは、「健康ぴた」でお読みいただけます。