性器カンジダの薬について解説。
「ドラッグストアの市販薬で治る?」「飲み薬もあるの?」
ちょっと相談しにくいカンジダの薬について、薬剤師さんに伺いました。
膣錠を入れた後に出てきてしまった場合の対処法や、男性のカンジダ症の薬についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
【執筆・監修】
薬剤師 石上和子
静岡薬科大学出身、現在、管理薬剤師として関東の薬局で活躍中。
女性のカンジタの薬について
薬の選び方
初めての症状の場合は、病院を受診して確定診断を受け、処方薬で治療しなければいけません。再発の場合は、市販薬の使用もできます。
病院を受診後に処方される薬はどんなもの?
飲み薬、腟錠や軟膏、クリーム状の薬剤が処方されます。カンジダ菌は、真菌なので、治療には抗真菌薬が必要です。外用薬では、イミダゾール系の薬が使用されます。
治療期間は1週間程度です。
ドラッグストアではどんな市販薬を選ぶと良い?
市販薬 は、膣カンジタの診断治療を病院で受けたことがあり、同じ症状が再発した場合のみ使用できます。
また、何度も繰り返している場合は、カンジタ以外の病気も考えられます。病院での治療をお勧めします。
市販薬と処方薬の違いは?
成分はほぼ同じですが、含有量が異なるものもあります。
また、市販薬は膣カンジダの再発用という目的で販売されています。初めての症状や医師の指示を受けたことがない方は病院を受診しましょう。
薬(膣錠) の使い方
カンジダ 薬
なるべく、就寝前に使用すると腟からのもれを防げます。
①患部を清潔にしてください。
②手指を石けんで洗い、指を使用して、腟の奥まで薬を入れます。タンポンと同じ要領です。
③挿入後は、手指を石けんで洗います。
薬を入れた後に出てきてしまったら…
挿入後に、体の動きなどにより薬が溶ける前の状態や溶けた状態で出てきてしまう場合もあります。
溶ける前の状態で出てきてしまった場合は、雑菌による感染症のリスクがあるため、再度挿入は避けましょう。
溶けた状態で出てきてしまった場合は、次の日から引き続き薬を使用してください。
生理中は避けて
生理中は、出血で薬が流されてしまうので、治療薬の使用は避けてください。
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男性のカンジタの薬について/副作用について などを掲載しています。