「妊娠中、いきなり足がつりやすくなった。」
その理由と対策をお医者さんに聞きました。
足がつったときの正しい対処法と、足がつってずっと痛い場合のケア方法も解説します。
監修医
石野医院
副院長
石野博嗣 先生
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
2003年 日本医科大学付属病院 女性診療科・産科 助手代理
2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長
原因は複数あります。
様々な原因が重なって、足がつったり、こむら返りが起こったりします。代表的な3つの原因を紹介します。
1.腰をかばう歩き方
この歩き方をかばおうとして、足の筋肉が通常時とは違う動きを要求され、疲労によりつりやすくなると考えられます。
2.母体の栄養不足
足がつるというのは、カルシウムやナトリウム、カリウムなどが関係していると言われています。
3.運動不足
妊娠して体が重くなると、運動がしづらくなります。
また、長期的な運動不足になると筋肉量が減り、足が疲れやすくなるのも原因の一つです。
妊娠中、足がつる予防対策
お風呂は湯船に浸かって、足の疲れを取るように習慣づけましょう。
足の筋肉を柔軟に動かせるように、時間があるときはストレッチを意識しましょう。
着圧ソックス
サイズが合っているのが重要です。
大きすぎては意味がありません。また、小さすぎは、圧迫しすぎて血流が悪くなるので使用を避けてください。
試着して、ちょうどいいサイズを選びましょう。
食べ物
カリウムを含む、バナナやトマト、ブロッコリーなどを積極的に摂りましょう。
また、水分が不足すると血液や水分のバランスが崩れて、足がつりやすくなるので水分の補給も行いましょう。
足がつったときの対処法
つま先を自分の顔の方にゆっくり曲げて、少しずつ伸ばしましょう。
- 足がつって「ずっと痛い」場合
- 湿布は貼ってもいい?
- サプリメントは飲んでもいい? などが掲載されています。