妊娠中、風邪をひいたのか咳が止まらない・・・。
お腹の赤ちゃんは大丈夫?
咳の治し方について、お医者さんに聞きました。
「腹痛を伴う」ときや「咳で尿漏れする」ときの対処法も解説してもらいました。
監修者
石野医院
副院長
石野博嗣 先生
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
2003年 日本医科大学付属病院 女性診療科・産科 助手代理
2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長
咳が止まらないときの対処
無理して外出をしたり、乾燥している場所にいたりすると咳は悪化します。
対処1.部屋を加湿しよう
加湿器をつけても良いですし、ない場合は、濡らしたタオルなどを干しましょう。
対処2.喉の乾燥予防をしよう
その他、のど飴を舐めたり、飲み物で喉を潤したりするのも咳止めの働きがあります。
薬はどうすればいい?
妊娠していることを告げて、病院で、妊婦の方が飲める咳止め薬を処方してもらうこともできます。
胎児への影響は?
しかし、妊婦の方の体力がどんどん使われますので、なるべく、咳が早くおさまるように安静にしましょう。
ケース1.咳で「お腹が痛い」ときの対処
咳で一時的に腹筋が使われ痛みを感じている、または、嘔吐や下痢があるようであれば、ウイルス性の胃腸炎かもしれません。
腹筋の痛みの対処法
ウイルス性の胃腸炎の対処法
ウイルス性の胃腸炎は、とても感染力が強いため、他の妊婦さんにうつしてしまう可能性があります。
ケース2.咳で「尿漏れする」ときの対処
赤ちゃんの成長とともに子宮は大きくなり、ママの膀胱を圧迫します。さらに咳による圧迫が加わり尿漏れを起こします。
尿漏れの対処法
妊娠中、出産後は、尿漏れの悩みはつきものです。尿漏れを予防する骨盤底筋のエクササイズを妊娠中から行っていると、出産後の尿漏れも予防出来ますよ。
この記事の続きには
- 病院へ行くタイミングは?などが掲載されています。