足の裏や指にできる魚の目。
歩くたびに痛いからなんとかしたい!とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
「自分で治せるの?」「病院での治療方法は?」
こういった疑問にお答えします。
市販薬や再発を予防する方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
魚の目の治療を病院で受ける目安
魚の目は自然治癒する?
魚の目は、角質の芯が皮膚内部の深い部分まで食い込み神経に触れることで痛みが生じるため、その芯を除去しない限り痛みは軽減されません。
しかし、魚の目の症状が軽い場合、保護パッド等を使用しながら日々の生活の中で圧迫や摩擦等の刺激を減らすことで自然治癒するケースもあるようです。
魚の目を放置すると…
魚の目ができる際の角質層は、円錐状の芯のようになり皮膚の内側へと伸びていきます。痛みがないからといって軽症だと勘違いして、自分で削る等のセルフケアを行うと、逆に状態を悪化する恐れがあります。
病院を受診する目安
魚の目ができている部分の皮膚が硬くなり、痛みを伴う場合には医療機関を受診してください。
病院でうける魚の目治療。痛みは?
受診するのは皮膚科や形成外科など
皮膚科や形成外科、フットケアを得意とする医院 を受診するケースが多いようです。
治療方法
サリチル酸等の薬を使用する治療法
魚の目にサリチル酸メチル等の薬を数日間貼り続けて、厚く固くなった角質をやわらかくする治療法です。
角質柱の除去
円錐状になり皮膚内部に食い込んだ角質を除去する治療です。
魚の目の大きさに合うように切ったスピール膏(硬くなった角質をやわらかくするパッチ) を、数日間貼り付けて角質をやわらかくしてから中心の眼(角質柱)部分をメスやはさみ等で切り取る方法です。
切り取る際に麻酔をする場合としない場合があるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
除去後、1~5日くらい痛みが続くケースが多いようです。
費用は2000円程度です。
冷凍凝固療法
液体窒素を用いて患部を凍結して壊死させる治療法です。
複数回の治療が必要で、痛みを伴うケースが多いです。
費用は1000円程度です。
手術治療
局所麻酔後、魚の目部分をメスで切開し、中心の芯を除去する方法です。
魚の目自体の痛み以上に、手術後の方が痛くなるケースがあるため注意が必要です。
費用は5000円以上であることが多いです。
レーザー切除
局所麻酔をしてから、炭酸ガスレーザーで切除する治療法です。
外科手術より痛みが少なく出血もほぼないですが、傷の改善に1ヶ月程度かかる場合があります。
自費治療扱いのため、費用が高額になる場合があるので、受診する医療機関で確認してください。
どれくらいの期間で良くなる?
そのためには、魚の目の芯に対する治療を正しく行い、数か月間かけて皮膚再生を待つ必要があります。
時間はかかりますが、諦めずにしっかり治療を続けることが確実に完治させる近道と考えられています。
また、治療に関しては、医師の裁量・症状・患者さんの希望によって治療が変わることもあります。
- 市販薬で魚の目を治療するには
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