webサイト「ウレぴあ総研 ハピママ」に健康検定協会 理事長 管理栄養士 望月理恵子のレシピが掲載されました。
活躍シーンが少なかったり、なかなか使い切れずに余ってしまったり、引き出しに眠っている調味料。そんな余りがちな調味料を料理や、掃除など、生活で活用する方法をご紹介します。
世の中には数えきれないほどの調味料がありますが、日頃使っている調味料だけでも数十個はありますよね。
何かに使えそうだと購入したものの、活躍シーンが少なかったり、なかなか使い切れずに余ってしまったりしていませんか?そんな余りがちな調味料を活用する方法をご紹介します。
余りがちな調味料とその活用方法について
1)砂糖
*食品の腐敗を予防する
砂糖には、食品に含まれている水分を抱え込んで離さない性質(保水性)があります。そのため、細菌やカビの水分を奪い取り、繁殖を防ぐ作用が期待できます。
*肉を柔らかくする
調理前の肉に砂糖を揉み込むことで、砂糖が肉のタンパク質と水分を結合させるため、肉が固くなる状態を阻止できます。
*生臭ささを消す
魚等、臭いが気になる食材を調理する際に砂糖を使用すると生臭さを除去できます。
*パンをふわっとさせる
パンを作る際、砂糖を入れることで酵母の作用が活発になり、パン生地がふわっと膨らみます。
*卵料理の口当たりをよくする
卵料理に砂糖を使用することで、卵のタンパク質凝固温度が上がるため、固まる速さが緩やかになり、ふわふわで柔らかくなります。
*砂糖をスキンケアに活用する(上白糖を使用する)
砂糖は、優れた保水力による保湿機能や、要らない角質を除去する洗浄作用、殺菌作用が期待できると考えられています。
2)塩
*排水口の掃除
塩と重曹を混ぜたものを排水口に流し入れ、しばらく放置した後熱めのお湯で洗い流すことで、ぬめり取りや消臭作用が期待できます。
*床の拭き掃除
水と塩を入れた容器の中に雑巾を浸し、よく絞ったもので水拭きをすると床がきれいになります。
*窓掃除に活用する
水で湿らせた雑巾に適量の塩を付けて拭き掃除をすると、汚れが除去しやすくなります。
また、塩水に浸した雑巾やスポンジで窓を拭いた後、乾拭きして乾燥させることで結露防止が期待できます。(金属部分にふれると錆びる恐れがあるため注意が必要)
3)酢
*ぬめりを取る
酢に含まれている酸(酢酸)の作用により、ぬめりを作る成分を分解できます。
(方法)
水:酢=1:1で割ったものをぬめりが生じている部分にかける(流す)。
*ガラスのくもりを予防する
酢はガラス(コップ、グラスも)の曇り予防にも活用できます。
(方法)
水:酢=1:1で割ったもので、洗面所やお風呂等の鏡や窓を拭く。(作業前に、水拭きと乾拭きをしておくとさらにきれいになる)
*殺菌
酢に含まれている酸(酢酸)には殺菌作用があるため、調理器具等の殺菌に利用できると考えられています。
酢水を食器洗い用スポンジやまな板にスプレー等でかけておくと簡単に抗菌できます。(腐敗や明らかに傷んでいる場合は使用しない)
(方法)調理器具の殺菌を行う場合
- 直接、調理器具に酢をかけて、10~30分程度そのまま置いておく
- その後、流水で洗い流し、よく乾かしてから保管する
※酢を調理以外で使用する際の注意点は、塩素系漂白剤と一緒に使用しないことです。酢に含まれる酸と塩素系漂白剤を混合すると、有害物質(塩素ガス)が発生します。
4)はちみつ
*保湿作用
はちみつにはグリセリンと同じような保湿作用があると考えられています。唇の保湿にも有効とされています。
(唇はちみつパック方法)
- はちみつを唇に塗り、ラップでそっと覆う(強く塗りつけないようにする)
- 1の状態を5~10分キープする
- ラップを取り、唇に付いているはちみつを優しく拭き取る(ぬるま湯で流す)
記事は、健康検定協会から提供されています。