臨月に急に腰痛になった!
腰痛がひどくてつらい・・・。
臨月の腰痛の原因と改善策を解説しています。
陣痛との違いも解説するので、参考にしてくださいね。
監修者
医療法人 小田原博信会 久野銀座クリニック看護師
細野理恵
なぜ?臨月の腰痛の3つの原因
臨月に、腰痛に悩む方は多いです。
よくある3つの原因を解説します。なかには、“陣痛の始まり”のケースもあります。
原因1.姿勢による炎症
臨月ともなると、お腹は大きく前に出てきます。すると背中や腰でその重みに耐えようとして腰に負担がかかり、腰痛を発症する人がいます。
姿勢による腰痛の特徴
- ジンジンとした痛みを感じる人。
- 立っているとき、立ち上がるときに痛みを感じやすい。
※この場合の対処法は、下の段落で解説します。
原因2.前駆陣痛
陣痛の練習のようなもので、本陣痛とは違います。
陣痛とは違い、痛みは数秒〜数分でなくなり、繰り返しません。ただし、数時間おきや、何日か置いてまた感じるということもあります。夜、無防備に眠っているときに感じる人が多いです。
前駆陣痛による腰痛の特徴
- 下腹部の痛み
- 腰回りが重く、痛みを感じる
- お腹の張りを感じる。
原因3.陣痛
下腹部痛を伴い、生理痛のような腰痛を感じたら時間を図るようにしましょう。
陣痛による腰痛の特徴
- 痛みがおさまってもまた、下腹部痛を感じる
腰痛?陣痛?見分け方
陣痛の始まりは、腰痛だけということもありますが、腹痛も同時に感じるようになり、腹痛がメインの痛みになってきます。
臨月の腰痛の改善策
下にあるものを取る時は、腰から体を曲げて取るのではなく、足を曲げて中腰になってとります。家事などで屈む際は、常に“足を曲げる”を意識して、腰痛予防をしましょう。
痛みが強いときには、形成外科を受診!
妊婦の方は、使用できない市販の薬・湿布薬もあります。自己判断は禁物です。湿布や薬が急に必要な場合は、薬局の薬剤師に相談してから使用しましょう。
病院では、妊婦さんでも使える湿布がもらえたり、生活指導が行われます。
やってはいけない腰痛対策
自己判断でのストレッチやマッサージは避けましょう。
筋肉を痛めてしまい、痛みが強くなることもあります。
腰に負担がかかっているのが原因なので、マッサージするよりは姿勢を正して生活した方が徐々に良くなります。
湿布を貼っても大丈夫?
自己判断は避け、医師・薬剤師の指示を仰ぎましょう。