むしろ、どんどんひどくなっているかも?
もしかして、それは「トゥレット症候群」かもしれません。
お医者さんが、チックの受診目安・治療法を解説します。
監修医
かつしかキュアクリニック
院長
永澤守 先生
岐阜大学高齢科神経内科入局後松波総合病院にて内科研修、
岐阜大学高次救命救急センター出向。
美濃市立美濃病院内科。
東京さくら病院及び同認知症疾患センター勤務の後
令和元年7月かつしかキュアクリニック開業。
子どもによくあるチック症状
どちらも本人の意思で抑えることは困難です。
チック症状は6~18歳くらいまでの間に発症します。
男の子の方が発症率が高く、女の子に比べると4~5倍多く発症するとされています。
運動性チックの症状
- 肩をすくめる
- 首を振る
- ジャンプする
- まばたきが止まらない
- 顔をしかめるなど
音声チックの症状
- 叫ぶ
- 鼻をすする
- 咳払いをする
- 急に、「ん」といった単純な言葉を発する
- 急に、TPOにふさわしくない言葉を発する
いつまで続く?
ずっと続く人、出たり消えたりを繰り返す人、一過性の人など様々です。
多くの場合、大人になるとともに消えることがほとんどですが、大人になってもチック症状が出る人もいます。
チックの原因
悪化したのは親のせい?
しかし、無理に止めさせようとしたり、責めたりすると子どもにストレスがかかり、症状が出てしまうこともあります。
チックの受診の目安
子どもが緊張していなくても、以下のような仕草が目につくようであれば一度病院に相談しましょう。
- まばたきが多い
- 爪を噛む
- 足を揺らす
- 肩をすくめる
- 鼻をすする
- 無意識に声をあげる
チック症状が強い場合は、生活改善や薬物治療を視野に入れて、専門医のアドバイスを受けるようにしましょう。
受診する際の注意
子どもを責めないようにしてください。
チック症状によっては「いつも同じようなことで注意される」と、子どもにも自覚があると思います。
「病気が原因かもしれないから、一度病院に行ってみよう」と誘ってみましょう。
チックの治療法
それでも改善が見られない場合は、薬物療法が検討されます。
何科を受診する?
「チック」と「トゥレット症候群」って何が違うの?
「チック」は、短期間の中で同じ動作を繰り返す場合に使われます。
チックを早く治してあげたい!
ママ・パパの接し方
無理に抑えようとしてストレスがかかり、別の病気や免疫低下などを招く場合もあります。
チック症状は、脳神経の発達を促すことで改善されるとされています。
子どもの生活環境が、以下にあてはまらないか気をつけましょう。
- 生活リズムが夜型
- いつも睡眠不足
- 運動を全くしていない
など
おすすめの食べ物
ですが、症状の改善には脳の発達を促す必要があります。偏らずに5大栄養素を取り入れるようにして、3食バランスの良い食事が必要ですね。
その他できることはある?
ツボがいい、漢方がいいなどと、色々噂が耳に入るでしょう。しかし、それらが本当に関与するかは、まだわかっていません。
記事の続きは、「kosodateLife」でご確認いただけます。
記事は、健康検定協会から提供されています。