子どもがみぞおちを痛がる…どう対処する?
しこりがある場合や、押すと痛い場合は?
お医者さんが、5つの原因別に痛みの特徴を解説します。ママ・パパがとるべき対処法も聞いたので、参考にしてください。
・いつもと違う
・行動がおかしい
・強く痛がっている
ときは早めに病院受診を検討しましょう。

監修医
高座渋谷つばさクリニック
院長
武井智昭 先生
原因1.感染性胃腸炎
発熱・嘔吐・下痢などがある場合は、胃腸炎の可能性が高くなります。
胃腸が荒れて痛みを感じることもあります。
対処法
原因2.急性胃炎
急激な腹痛を感じ、みぞおちのあたりが痛みます。子どもの場合はストレスが原因となることもあります。
対処法
症状が改善するまでは消化の良いものを与え、ストレスを解消するためにもゆっくりと過ごしましょう。
胃痛で泣き止まなかったり、食欲がない場合は、病院に行きましょう。
原因3.虫垂炎
初めは、みぞおちの痛み・顔色が悪い・嘔吐などの症状が現れます。
症状が進むと右下腹部が強く痛むようになり、痛みでうずくまった姿勢から元に戻せなくなります。
対処法
原因4.便秘
便秘が続いていると、お腹が痛くなります。お腹を触ってみるとコロコロとしたうんちがわかることもあります。
対処法
便秘はクセになるので、トイレ習慣をつけてあげる必要があります。朝は水分を取らせてから朝食をとり、トイレに行く時間を作りましょう。
原因5.ストレス
子どもはストレスにとても敏感です。
ストレスが原因となって、急性胃炎や便秘を引き起こす場合もあります。
対処法
休憩できる時間を大人が作ってあげましょう。
症状1.「しこりがある」場合
腫瘍には悪性・良性があるので、診察が必要になります。
また便秘だと便の可能性もあります。
症状2.「押すと痛い」場合
または虫垂炎の初期症状の可能性もあります。
一度病院を受診しましょう。
市販薬の服用について
しかし、痛みの原因がわからないのに長期的に鎮痛剤を使用するのはやめましょう。
病気の発見が遅れる場合もあります。
病院受診の目安
・痛みが強い
・嘔吐・吐き気がある
・冷や汗をかいている
・痛みがおさまる気配がない
といった症状があげられます。