もうすぐ生理がくるはずだけど…。オリモノの様子がいつもと違う気がする。
「もしかして、妊娠?」
「このオリモノ、大丈夫?」
お医者さんに生理前と妊娠初期のおりものの特徴を聞きました。病院を受診すべきタイミングも解説します。
監修医
石野医院
副院長
石野博嗣 先生
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
2003年 日本医科大学付属病院 女性診療科・産科 助手代理
2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長
「生理前のおりもの」の特徴
その後生理前になると、再び増える傾向があります。
色…白く濁ることが多い。
におい…生臭い・酸っぱいなど
※生理の出血が少し混ざることもある。
おりものの状態は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌量の変化とともに、月経周期の中で変化します。
【生理後】おりものは少ない状態です。
【排卵前】おりものが増えます。
【排卵後】おりものは徐々に減少します。透明だったものが少しずつ白濁していきます。
【生理前】おりものは再び増加する傾向があります。
排卵後に受精が成立しなかった場合、おりものは徐々に減っていきます。
排卵に向けて増えていた黄体ホルモンは、妊娠が成立しないと減っていきます。また、卵胞ホルモンも妊娠が不成立だと徐々に減ります。それにしたがって、おりものも徐々に減ってきます。
「妊娠初期のおりもの」の特徴
また、色や状態に変化が現れる場合もあります。
色…乳白色・白っぽいなどの変化あることもある。
臭い…酸っぱいような臭い・アンモニア臭。
※卵白のような形状に変化する妊婦さんもいます。
妊娠によるホルモンバランスの変化によって、おりものが変化する人がいます。
個人差が大きいので一概には言えませんが、おりものの変化によって妊娠に気がつく人は多くいます。
妊娠すると、新陳代謝が活発化し卵胞ホルモンの分泌が増えることで、おりものの量も増えていきます。
また、非妊娠時は増えたり減ったりするおりものがずっと出ているので、「おりものが増えたかも」と感じる場合もあるでしょう。
記事は、健康検定協会から提供されています。