「子どもの寝つきが悪い!」
「もしかして睡眠障害かも?」
子どもの睡眠障害は、どんな症状がでるのか、お医者さんに聞きました。
病院を受診する目安や、親の対処法も必読です。
監修者
高座渋谷つばさクリニック
院長
武井智昭 先生
子どもの睡眠障害の症状チェック
- 寝つきが悪く布団に入れてからも1時間以上も起きている
- 寝た後に何度も目がさめる
- 起きるのが極端に早い
- 夜の睡眠時間が6時間以下と短い
- 夜に眠れていない
- 朝に目覚めない、日中眠くなり、日常生活に支障が出る
- 何度も目を覚まし、夜泣きをする
- いびきをかく
- 夜間の無呼吸・陥没呼吸
- 朝、機嫌が悪い
子どもの睡眠不足が続くと…
また、日中に眠くなるので、勉強への集中力が落ちて、成績が下がる子どももいます。また、日中の眠気・倦怠感から、運動不足となり肥満傾向になり、生活習慣病予備軍となってしまう子どももいます。
こんな病気・障害が隠れている可能性も
発達障害(注意欠如・多動症・アスペルガー障害など)の特徴として、睡眠障害が現れる場合があります。
錯乱性覚醒・睡眠時遊行症になると、夜間の寝つきが悪い・何度も目を覚ます・目覚めが極端に早い・日中眠くて機嫌が悪い、日常生活に影響しているなどの症状がでます。
また、近年子どもの生活習慣が乱れて睡眠時間が短くなる傾向があります。子どもの生活を夜型にすると、睡眠時間が足りなくなり、イライラ、集中力の低下、成績低下、成長低下、肥満などを招きます。これらは、自律神経失調症などの原因にもなります。
病院受診の目安
鼻炎や扁桃腺肥大(アデノイド肥大)が原因となっていることが多いです。
いびきや無呼吸が続くと、酸素が足りなくなり、眠っているように見えても十分な睡眠が足りず、日中の行動に支障をきたすようになります。
寝ているときのいびきや無呼吸の状態を、動画に撮って説明すると伝わりやすいでしょう。
病院は何科へ行けばいい?
扁桃腺肥大(アデノイド肥大)が原因であれば、治療を受ければしっかり眠れるようになります。
子どもの睡眠障害の治し方
また、子どもは、できるだけ早く寝かしましょう。
小学生でも8〜10時間の睡眠時間が必要とされています。起きる時間から逆算して、寝る時間を決めましょう。ママ・パパが入浴や食事時間を早める工夫をしてあげましょう。
また、夜眠る直前まで、携帯電話、TVやパソコンなどの液晶画面を見ているとブルーライトの刺激で目が覚めてしまい深い眠りが取れません。寝る1~2時間前には、画面から離れましょう。
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記事は、健康検定協会から提供されています。