子どもが捻挫をした!
応急処置の方法は?早く治すにはどうしたらいい?
お医者さんに、正しい処置の仕方と、「病院に行くべき」目安を聞きました。
湿布やマッサージの可否についても解説します。
監修者
高座渋谷つばさクリニック
院長
武井智昭 先生
子どもの捻挫の応急処置
- Rest(まず、安静に)
患部をテーピングなどで固定し、動かないようにします。 - Ice(冷やす)
患部を冷やし炎症を抑えます。アイスバックや氷などを使用して患部を冷やします。患部に直接氷を当てないようにしましょう。タオルなどにつつんで当てましょう。 - Compression(圧迫する)
内出血や腫れを防ぐために、軽く圧迫を加えてテーピングします。 - Elevation(心臓より高く上げる)
患部を心臓より高く持ち上げることを指し、腫れの予防・悪化を防ぐようにします。
捻挫以外にも、打撲・骨折の際にも行う基本の応急処置です。
早く治す方法
また、温めてはいけません。冷やすようにしましょう。
体を動かす場合は、患部を動かさないように注意します。
腫れがあるときは、体を動かすことは極力避けてください。
動かさないよう固定して冷却を続けましょう。通常、3日程度続けると良くなってきます。
湯舟に入ってもいい?→【NG】
体を温めると腫れが強くなります。
お風呂はシャワー入浴でさっと済ませてください。
湿布を貼ってもいい?→【OK】
捻挫は、湿布で冷やすと早く腫れが引きます。腫れがある捻挫には冷湿布を使用してください。
マッサージしてもいい?→【NG】
マッサージは、血行が良くなり腫れが増すので避けましょう。
病院に行くべき?
しかし、腫れがどんどん大きくなって、痛みが増している場合はひどい捻挫や骨折などの可能性もあります。確認も兼ねて、病院で治療を受けましょう。
記事は、健康検定協会から提供されています。