どうしよう…!子どもの耳から血が!
1.耳かき
2.中耳炎
3.打撲
4.側頭部の骨折
5.耳の皮膚がガン化
が考えられます。
それぞれの対処法をお医者さんが解説します。
病院に行くべきケースも多いので、しっかり読んでくださいね。
監修者
高座渋谷つばさクリニック
院長
武井智昭 先生
1.耳かきによる出血
耳かきや綿棒で過剰に耳掃除を行うと、耳の粘膜や鼓膜を傷つけて出血することがあります。
粘膜を傷つけると多少の痛みがあるでしょう。また、鼓膜を傷つけてしまうと、猛烈な痛みを生じますが、出血はそれほど起こりません。
対処法
子どもが痛がっている場合は、すぐに耳鼻いんこう科を受診して治療を受けましょう。
放置すると、難聴や中耳炎など細菌感染の原因となることもあります。
2.中耳炎による出血
中耳炎になると鼓膜が破れて、血と耳垂れが耳から出てくることがあります。鼓膜が破れる前には、発熱・耳の閉塞感・強い痛みを感じます。
対処法
滲出性中耳炎は、難聴の原因となります。
3.打撲による出血
ボールが当たったり、耳を打ち付けたりすると、打撲することがあります。鮮血の出血がでます。怪我や傷の度合いにより出血量は異なります。耳を強く打ち付けると、頭痛やめまいを感じることがあります。
対処法
耳を打ち付けた際は、頭も強く打っていますので、耳鼻いんこう科の救急が対応できる医療機関を受診して、頭部の画像検査などを受けましょう。
4.側頭部骨折による出血
側頭部に強い衝撃を受けると頭部骨折を起こし、耳から出血することがあります。
頭部の痛みを感じ、通常、動くことは困難です。
対処法
5.耳の皮膚がんによる出血
まれな症状ですが、ガン化している皮膚があると耳から少量出血を繰り返すことがあります。
ガン化している部分に痛みが出ることがあります。
対処法
血が止まらない場合
すぐに病院での治療が必要です。
早めの病院受診が大切です
すぐに病院を受診しましょう。
記事は、健康検定協会から提供されています。