お酒を飲んだ後や食後に「胸焼け」がすることがありますね。言葉どおり胸が焼けるような、ムカムカした感覚です。
年齢を重ねるにつれて、胸焼けする回数も多くなってきた……、なんて方もいらっしゃるかもしれません。さて、この原因はいったい何なのでしょうか。予防するには、どうしたらいい?
今回は、医療法人小田原博信会 理事長、医学博士 岡村信良医師に「胸焼け」について解説していただきました。
胸焼けが起きる原因は?
胸が焼けるような熱い感覚の原因は、食道にまで逆流してきた胃の内容物、つまり「飲み込んだ食べ物や胃酸」です。口から入った食べ物は食道を通り、胃の中に入ります。
胃と食道の間には「下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)」という筋肉があり、これは食べ物が食道から胃に入るときだけ開く門のような働きをしています。そのため、通常は胃の内容物が逆流することはありません。しかし、何らかの原因でこの筋肉が緩んでしまうと逆流し、胸焼けを起こします。
胃酸の逆流によって食道が炎症を起こすことを「胃食道逆流症(いしょくどうぎゃくりゅうしょう)」、あるいは「逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)」といいます。
胃食道逆流症の原因は?
胸焼けを防止するにはどうしたらいい?
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