脂質異常症は、悪玉コレステロールの増加や善玉コレステロールの減少を特徴とする生活習慣病の一つです。
日々の生活習慣や食事を見直すことが、改善への近道となります。
この記事では、脂質異常症と診断された方の食事療法について、医療法人 小田原博信会 久野銀座クリニック理事長:岡村信良 先生にご紹介いただきました。
メニューの選び方や食事のタイミングなどに注意して改善を目指しましょう。
脂質異常症とは?
脂質異常症とは、血中に含まれる悪玉コレステロールが必要以上に増えるか、善玉コレステロールが減りすぎてしまった状態のことです。
悪玉:LDLコレステロール、中性脂肪(トリグリセリド)
善玉:HDLコレステロール
原因は食生活であることがほとんどなので、食事療法により症状を改善します。
改善すべきは中性脂肪!
LDLコレステロールは肝臓で作られるもので、増える原因は「甲状腺機能の低下」なので食事はあまり影響しません。
改善すべきは中性脂肪であり、これは食生活を見直すことで減らせます。また、中性脂肪の減少は肥満の改善にもつながります。
注意!脂質異常症の原因となる食生活
中性脂肪が高い人は、次のような食事を多く摂っている傾向があります。
動物性脂肪の多い肉類や乳製品
コレステロールを多く含む魚卵やレバー
脂っこいものや甘いもの
また、カロリーの摂りすぎも中性脂肪の値を高める原因の一つです。
アルコールの摂り過ぎにも注意
アルコールどれくらいなら摂ってもいい?脂質異常症の改善に効果的な食事は?