胃が痛いときは食欲も減退しがちです。しかし、食事を摂らないでいるのもよくありません。
そこでこの記事では、胃に痛みがある時の食事で気をつけたいポイントなどを
医療法人 小田原博信会 久野銀座クリニック理事長:岡村信良 先生よりご紹介いただきました。
胃が痛いときにおすすめの食べ物
1.胃が痛いときは、負担のかからない消化の良いものを
胃に痛みを感じるときは、できるだけ胃に負担がかからない消化の良い食べ物を選ぶようにしましょう。
消化のしにくい食べ物を食べると、胃酸の分泌が活発になるので、胃の痛みが増す原因となります。
胃酸はとても強力なので、この量が増加すると胃粘液は胃を守りきれなくなり、胃がダメージを受けることで痛みが引き起こされます。
そうなると症状もなかなか改善されません。
2.消化が良いのはこれ!おすすめの食べ物
消化の良い食べ物は、胃痛の改善や予防につながります。
特におすすめなのが、卵や牛乳、大豆製品です。
●高い栄養価を誇る卵
卵は栄養価も高く、食べやすい食品です。
しかし、加熱するほど胃にとどまる時間が長くなると言われているので、胃痛の時はできるだけ半熟の状態で食べるほうが望ましいといえます。生卵はあまり消化が良くありません。
●胃酸を抑え、胃粘膜を保護する牛乳
また、牛乳は、胃液の酸性度を抑えたり、胃壁の粘膜を保護したりする作用があるので、胃に痛みを感じている時は特におすすめです。
特に食欲がない時などは、温めた牛乳をゆっくりと飲み、胃の粘膜を保護してからゆっくりと食事を摂るようにしましょう。
●大豆は胃の回復を高める植物性
たんぱく質である大豆は、胃の回復力を高めてくれます。
3.調理法もポイント。煮物やおひたしを選んで
食事の時は、調理法も気をつけましょう。特に食物繊維の多い野菜は、生で食べたり硬いまま食べたりすると消化に時間がかかり胃に負担をかけてしまいます。
胃に痛みがある場合は、生野菜は避けてできるだけやわらかい煮物やおひたしなどを選ぶようにしましょう。
この記事の続きには…●コンビニでも買える胃にやさしい食べ物は?●胃痛を予防するための食習慣は?などを掲載しています♪ぜひご覧ください。