「健康ぴた」に健康検定協会が協力した記事が掲載されました。(2019、2月)
今回は、その記事をご紹介しています。(以下記事より抜粋)
ロウイルスがこれからピークを迎えつつあります。感染を防ぐには手洗いの徹底はもちろん、食品を取り扱う際には十分な注意が必要です。
年間で食中毒を起こした患者さんの約半分がノロウイルスの感染によるものだそうですが、その中の約7割が冬場の11月~2月に発生しているため、この時期は特に注意が必要のようです。
ノロウイルスに苦しまないためにも、自分自身でしっかりと対策を取りましょう。
医療法人 小田原博信会の理事長であり、久野銀座クリニックの院長・岡村信良先生に、予防の仕方を含めノロウイルスについて詳しくお聞きしました。
・ノロウイルスを予防するためには何が必要なのか?
ノロウイルスは、子どもからお年寄りまで発症する可能性のある急性胃腸炎のことで、幅広い年齢の方が注意を払う必要がある感染症です。
冬に感染しやすいことについて岡村先生は、「ウイルスが乾燥や寒さに強いことから冬に活動を活発化し、感染が拡大するといわれています」と、ノロウイルスの流行時期にあたる冬は、十分な警戒が必要だそうです。
・マイタケがノロウイルスに効果的!?
ノロウイルスに感染しないためには、免疫力を高めることが大切といわれています。
そんな中、中部大学や富山大学、きのこメーカーの研究グループが行った動物実験により、マイタケがノロウイルスに効果的であることを突き止めたという報道がありました。
この内容について、岡村先生はこう語ってくれています。
「腸管内における免疫応答作用は未知な部分が多く、解明されていない部分が非常に多い分野です。その中で今回マウスの腸管内モデルにおいて、マイタケ投与によってウイルス増殖抑制効果が報告されましたが、これがすぐに胃腸炎を予防したり改善できたりすることにはつながりません。
ひとつの実験結果としては正しいと思いますが、それがすぐに臨床的に応用できるものではありませんので、マイタケをたくさん食べればノロウイルス感染症にならない訳ではありません」と、誤って理解しないようにしてほしいと説明しています。
この記事の続きには…
・免疫力を高めるために・感染経路を知る・ノロウイルスに感染したのかどうか判断するには?などを掲載しています。