「母乳ってどうやって保存すればいいの?」
「どれくらいの時間保存が可能なの?」
冷凍・冷蔵・常温での母乳保存の方法を、栄養士がご紹介します。
やってはいけないNG保存例も解説いただいたので、参考にしてくださいね。
神原李奈 監修者
基本の搾乳方法
手で搾乳する場合
まずは手を洗いましょう。
親指と人差し指を使って搾乳します。乳首から2~3cm離れたところに指を置き、指の腹を合わせるようにして圧迫します。
いろいろな方向から繰り返し圧迫することで、乳房からまんべんなく搾乳することができます。
<ワンポイント・アドバイス>
乳首を引っ張ったりねじったりしても、痛いだけでなかなか搾乳できませんので、気を付けましょう。
搾乳器を使う場合
搾乳器具を使用する場合は、器具をよく洗い、消毒してから使いましょう。
搾乳器具によって扱い方が違うので、説明書をよく読んで使いましょう。
母乳の冷凍保存方法
【冷凍】保存容器
滅菌された清潔な容器に母乳専用の容器やバッグで保存しましょう。
母乳バッグなどの専用の容器は、ジッパーがついており、密閉保存ができるようになっています。また、保存したい量に合わせてサイズも選べ、搾乳した日を書き込むメモ欄もあります。
【冷凍】保存期間はどれくらい?
冷凍保存(家庭用冷凍庫・-15℃前後)の場合、最大6ヵ月保存ができます。ただし、低体重児には3ヵ月以内に飲ませるようにしましょう。
【冷凍】解凍方法と温め方
まずはぬるま湯で解凍します。その後、哺乳瓶に入れて湯煎で温めましょう。解凍し適温になった母乳は、1時間以内に飲ませましょう。
<この方法はNGです!>
常温で放置して解凍をすると、細菌が増える恐れがありますので、やめましょう。
電子レンジで温めると壊れてしまう栄養分があるので、避けましょう。
この記事の続きには
母乳の冷蔵保存方法
母乳の常温保存方法
冷凍・冷蔵・常温のどれがいいの?
継ぎ足しはOK・NG?
再冷凍・再冷蔵は?
やってはいけないNG保存 などを掲載しています。