妊娠中でもおしゃれしたい!
でも、ヘアカラーとかパーマってやってもいいの?
お医者さんに、お腹の赤ちゃんへの影響や、気をつけるポイントを聞きました。市販のカラー剤の使用についても解説します。
監修医
小田原銀座クリニック
長谷川佳子 先生
美容室での施術は、髪の毛に対して行われます。
頻度はどれくらいだったらOK?
胎児への影響は?
市販品でもいい?
その分、肌荒れの原因になります。
できれば、美容室で、肌状態を見てもらいながらカラーリングをしましょう。
<ワンポイント・アドバイス>
カラー剤は、髪へ負担がないものよりも、肌に負担がないものを選ぶと良いでしょう。
気をつけるポイント
「ジアミン」というアレルギーを引き起こす成分が、毛染めには含まれています。このジアミンのアレルギーは、急に発症しますので、配合されていないものを使用するしか避ける方法はありません。
皮膚のただれやかゆみ程度ならまだ良いのですが、アナフィラシキーショックを引き起こしてしまうと、重度のアレルギー症状により呼吸困難、意識障害などでママと胎児ともに危険があります。
ジアミンは、市販品のヘアカラーにも配合されています。美容室には、多くのヘアカラー剤が用意されていますので、ジアミンを使用しないヘアマニュキュアなどを使ってもらいましょう。
美容室で妊婦が注意すること
全てを1日で行わずに施術を分けて受けるのも良いですね。
カラー、カット、パーマと美容室でお願いすると長時間の施術となる場合が多いですよね。長時間動けない姿勢は、妊娠中は辛いので、動いて良い時は動いて楽な姿勢をキープしましょう。
美容室に行く際に、以下のポイントに気をつけましょう。
- 必ず、妊娠中と伝えましょう
妊娠初期など、お腹が目立たない場合は、妊婦だと美容師さんが気づかない場合もあります。自分から一言伝えて、姿勢や体調が悪くなった際にはスムーズに対応してもらえるようにしましょう。 - 赤み・かゆみが出たら“その時点で”やめましょう
しかし、妊娠すると体調に変化が出る人が多くいます。皮膚が妊娠前より敏感になっている人は、パーマ液やカラーリングの薬剤でかぶれたり、肌荒れを起こしたりしやすくなります。赤み・かゆみが出た場合は、途中でもやめたほうが良いでしょう。 - 匂いに注意しましょう
匂いに敏感になる人もいます。美容室はいろいろな匂いが混ざっているので、気分が悪くなる場合も考えられます。 - 楽な姿勢で施術してもらいましょう
また、美容室では、同じ姿勢で座って施術を受けます。お腹が大きくなってくると長時間同じ姿勢でいるのが辛い場合もあります。楽な姿勢で受けられるようにお願いしましょう。 - トイレの場所はチェックしておきましょう
妊娠でトイレが近くなる人もいます。トイレへの道を確保しておきましょう。
この記事の続きには、
・先輩ママのおすすめヘアカラーが掲載されています。記事は、「kosodateLIFE」でご確認いただけます。