冬の寒い時期になると、頭痛で悩む人が増えるそうです。
また、中には夏の暑い時期のクーラーの冷えが影響して、頭痛が起こる人もいますよね。
寒いということが頭痛の原因になるのでしょうか?
この記事では、寒さで頭痛が起きるメカニズムとその対策、また、「暑い」「寒い」の温度差と、頭痛の関係性などについても解説しています。
冬の寒さと頭痛の関係は?
寒さが原因で起こる「筋緊張性頭痛」と「片頭痛」
また、寒さがストレスとなり「片頭痛」が起こることがあります。
緊張性頭痛|ひどいと吐き気も伴う
肩こりは、頭や首の神経も緊張させています。
肩こりがひどくなればなるほど、頭と首も緊張して「筋緊張性頭痛」を引き起こし、ひどくなると吐き気まで訴えることもあります。
特に原因となりやすいのが、首回りの冷えや、冷えによって起こる肩こりです。
寒い季節や夏場のエアコンの効いた部屋に首回りの開いた服装でいたり、長時間のデスクワークをしたりすると首回りがこり固まってしまいます。
その影響で、肩こりを発生させる人も多くいるのです。
片頭痛|こめかみがズキズキ痛む
寒さがストレスとなり「片頭痛」が起こることがあります。
症状は、頭の片側、ときにはこめかみあたり、また両方にズキズキとした頭痛が数分から数時間続くことがあります。
温度差が頭痛を引き起こす
「寒い」→「暑い」で起こる頭痛
涼しい場所や体が冷えた状態から、一気に暖かい場所や体を動かしとたことで、血管が拡張して血流が激しくなると、血管が周りの神経を圧迫してズキンズキンと脈を打つような頭痛 (片頭痛)を発症する場合があります。
この場合は、血流が良くなりすぎていることが原因なので、温めずに頭回りを少し冷やしてあげましょう。
片頭痛を発症したら、暑い場所にいるよりも涼しい場所に移って、安静にする必要があります。
「暑い」→「寒い」で起こる頭痛
急激に寒くなると血管が収縮し、その際にもやはり神経を刺激することがあり頭痛となります。
前述したように、血管収縮が起こると血行不良にもなり、首回りや頭の周囲の筋肉が緊張して、頭痛を引き起こすこともあります。
寒さで頭痛が起こりやすい人の特徴
寒さによって頭痛を覚えるという人は、体が冷えている人や体を動かす習慣があまりない人、肩こりが慢性的にある人に多いでしょう。
寒さからくる頭痛対策
体を動かす
座りっぱなしの仕事の人は、数十分おきに立ち上がり、肩や肩甲骨を中心に体を動かします。ポカポカしてきたら、頭痛もやわらぎやすくなります。
ストレッチやマッサージを行ったりするのもおすすめです。
肩や首回りを暖かくする
ストールやマフラーを活用し、暖めることで冷えによる頭痛やこりを軽減できます。
入浴・蒸しタオルなどで温める
筋肉の緊張をほぐすために、入浴や蒸しタオルなどで温めましょう。
急激な温度変化は頭痛を助長させるため、痛い箇所を“ゆっくり”と温めてください。
1日の終わりには湯船につかり、全身を温めることで血流を良くすることができます。
体を温める作用を持つ食事を摂る
生姜や根菜・発酵食品など、血行促進になるので緊張性頭痛に特におすすめです。
記事は、健康検定協会から提供されています。