webサイト「ウレぴあ総研 ハピママ」に健康検定協会 理事長 管理栄養士 望月理恵子のレシピが掲載されました。
低炭水化物ダイエット、地中海式ダイエットなど、様々なダイエットがブームとなり実践している人も多くいますが、多くがいっときで終わってしまうことが多くあります。その中でも人気が続いているダイエットについて解説、また効果や向いている人など比較していきます。
春にむけて、冬の今からダイエットを試みている方も多くいます。
様々なダイエットがブームとなり実践している人もたくさんいますが、いっときで終わってしまうことが多々あります。
その中でも人気が続いているダイエットについて解説、また効能や向いている人などを比較します。
人気が続いている4つのダイエットについて
(1)低炭水化物ダイエット(糖質制限ダイエット)
低炭水化物ダイエットとは、炭水化物(糖質)の摂取を制限するダイエット方法です。糖質摂取量の目安は「体重×1g」=「体重50kgの場合、1日50gまで」とされています。
低炭水化物ダイエットの注意点としては、主食の穀類を摂らなければいいというわけではないという点です。
穀類以外にも、野菜のイモ類、カボチャ、レンコン、でんぷんを主原料とする春雨やくずきり、調味料、酒類、清涼飲料水等にも多くの糖質が含まれています。
(2)低脂肪ダイエット
低脂肪ダイエットとは、魚介類、低脂肪の肉類、乳製品、大豆製品を選択して食事を摂る方法です。
脂質摂取量の目安は「摂取カロリー×25%」=「1日1600kcalの場合、脂質は400kcalまで」とされています。
脂質の摂取量を減らすと体脂肪の減少幅が大きくなると考えられています。低脂肪ダイエットを行ううえで重要なことは、摂取する脂肪の質を重視するという点です。
αリノレン酸、リノール酸、オレイン酸等の不飽和脂肪酸を摂るように心掛けましょう。単に低脂肪と表示してあるものが低脂肪ダイエットに直結するわけではありません。
(3)地中海式ダイエット
地中海式ダイエットは、野菜、全粒穀物、豆類、ナッツ類、果物をバランスよく摂り、オリーブオイルを使用するスタイルです。
鶏肉、魚、チーズ、卵、ヨーグルト、加工食品は控えめにすることが推奨されています。食べてはいけない等の制限が少ないですが、その分、食べる量やカロリーは自分で管理する必要があります。
おいしく食事を摂りながら、健康的に減量するのに適したダイエット方法と考えられています。
(4)DASHダイエット
DASHダイエットとは、脂質、糖質、塩分、アルコール類を控えて、野菜、果物、ナッツ類、大豆製品、脂肪の少ないタンパク質を摂るという方法です。
個人の体格にもよりますが、1日の摂取カロリーは2000kcalを目標にしているケースが多いようです。また、1日30分適度な運動を行うことが推奨されています。
毎日の生活に取り入れて、長期間続ける必要があります。
人気が続いているダイエット方法の効能ついて
(1)低炭水化物ダイエット(糖質制限ダイエット)
●糖尿病、メタボの改善
もともと低炭水化物ダイエットは、糖尿病やメタボ改善のための食事療法であるため、それらの病気を患っている場合に有効であると考えられています。
●肥満の改善
糖質制限により食後血糖値の上昇を抑制し、肥満ホルモンのインシュリン分泌を抑制します。
インスリン分泌量が減少すれば、その分ブドウ糖が脂肪細胞に取り込まれなくなり、体重増加を予防できると考えられています。
(2)低脂肪ダイエット
●疾病予防
心筋梗塞予防のために医師が勧める低脂肪ダイエットは、乳がんの死亡リスク軽減も期待できると発表されています。また高血圧、高コレステロール、高血糖等の改善に有効であると考えられています。
●使用する食材が比較的自由
脂肪摂取量を1日の摂取カロリーの20%ほどにすることを目標に、野菜、果物を十分摂る、全粒粉穀類を摂る、脂肪分の多い肉は控える等を実践するのがおすすめとされています。
(3)地中海式ダイエット
●良質な油脂を使用する
オリーブオイルは、酸化しにくい一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸を豊富に含んでいます。また、血中LDLコレステロール値(悪玉)を下げ、HDLコレステロール値(善玉)は下げないというメリットがあります。
●疾病予防
生活習慣病、糖尿病、心臓疾患等の発症リスクの軽減が期待されています。
(4)DASHダイエット
●疾病予防
高血圧予防に加えて、脳卒中や心疾患リスクの軽減も期待されています。糖尿病、脂質異常症の改善にも有効であると考えられています。
米国心臓学会等は、DASHダイエットを推奨しています。
記事は、健康検定協会から提供されています!