マイコプラズマ肺炎に感染したかも?
お医者さんに、マイコプラズマ肺炎の症状の特徴を聞きました。
早く治すためにできることや、家族への感染予防方法も解説します。
監修医
荒牧内科
院長
荒牧竜太郎 先生
1998年 福岡大学病院 臨床研修
2000年 福岡大学病院 呼吸器科入局
2012年 荒牧内科開業
マイコプラズマ肺炎とは?
マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマ感染によりその中の3〜5%の人が発症するとされています。マイコプラズマに感染したからといって、必ずマイコプラズマ肺炎を発症するわけではありません。幼児~児童期の子どもたちは、肺炎を起こしやすいため、注意が必要となります。
感染者しやすい年齢
流行しやすい季節
以前は4年周期の大流行も言われていましたが、最近はあまり規則性がなくなっているようです。
マイコプラズマ肺炎の症状チェック
- 発熱して咳が出ている
- 咳が何度も繰り返し出ている
- 痰が絡まない乾いた咳である
- 息苦しそうにゼーゼー息をする
- 38〜40度以上の発熱が2日以上下がらない
- 咳がどんどんひどくなっている(初めから咳がひどい場合もある)
- 身近な人たちの間で、マイコプラズマ肺炎やマイコプラズマ感染が確認されている
マイコプラズマ肺炎は、感染後に発熱し、徐々に咳が悪化していきます。
インフルエンザと間違いやすい!
発熱するので、風邪やインフルエンザと間違えやすいです。マイコプラズマ肺炎の場合、鼻から喉にかけての症状が強い傾向があります。
息苦しそうだったり、咳が止まらないといった場合は、マイコプラズマ肺炎の可能性があります。
自然に治るの?
免疫力が低い子どもや高齢者は、急激に症状が進む場合もあります。マイコプラズマ肺炎の可能性があるのに放置するのは危険です。
早く治す方法は?
途中で、自己判断で薬をやめると治療が進まなくなり症状が悪化する人もいます。
お家では、安静にしてください。
咳がひどくらないように、加湿器や濡れタオルをつかってお部屋を加湿しましょう。食事は、おかゆやうどんなど、消化がよくて栄養があるものがベストです。食べられないときは、小まめに少しずつ水分をとるようにしてください。
マイコプラズマ肺炎の治療法
マイコプラズマ肺炎の確定診断後に、マイコプラズマに効果のある種類の抗生物質の治療が行われます。