赤ちゃんが誕生し、5ヵ月目くらいから始まる初めての食事“離乳食”。
はじめは何をあげて良いか、アレルギーは大丈夫か、バランスはどうすれば良いか…など、色々な不安が頭をよぎり、悩むママも多いと思います。
離乳初期は、赤ちゃんはこれから始まる食事の準備期間、ママは初めてあげる赤ちゃんへの食事の準備だと思いながら、肩の力を抜いてお互いに慣れていきましょう。
5ヵ月~7ヵ月!豆腐を使った離乳食レシピをご紹介
はじめに
こんにちは、管理栄養士の望月理恵子です。
離乳食連載第1弾では、下ごしらえや裏ごしをしなくても離乳初期から万能に使える「豆腐」を使った離乳食をご紹介いたします。
栄養バランスの良い豆腐は、手軽で色々な料理に活用できる食材です。
今回は5分でできる「豆腐としらすのかぼちゃがゆ」をご紹介します。ぜひ試してみてください。
離乳初期のごはんの役割とあげ方
離乳初期は、赤ちゃんにスプーンやフォークが口に入ることを慣れさせる時期、そして色々な味や食感に慣れていく時期です。
基本は「食材をペースト状にして出汁でのばす」こと。
離乳食の初日は10倍がゆを小さじ1から始め、だんだんと食べる量や食材を増やしていきます。
野菜はかぼちゃやサツマイモなどクセのない食材に熱をかけ、柔らかくしてペースト状であげます。
にんじんやかぼちゃ、サツマイモなど、甘みの多い食材は、お湯でのばしても美味しくいただけます。ただ、初めての食材も、小さじ1から始めましょう。
塩分の高い食材(魚系)は一度湯通しして、塩気を減らすと良いですね。
離乳初期に与えたい栄養素
メインは炭水化物(おかゆ、うどん など)とたんぱく質(たまご、豆腐 など)、それにビタミン・ミネラル(かぼちゃ、バナナ など)を足すレシピですが、ミルクも飲んでいる時期なので、厳密に栄養素にこだわる必要はありません。
最初は食材そのものの風味を活かし、口当たりをよくすることに注力しましょう。
赤ちゃんの頃は味を感じる味蕾(みらい)細胞が多く、味にとても敏感なので、調味料はほとんど入りません。
逆にこの頃に濃い味にしてしまうと、未発達の臓器に負担をかけたり、将来濃い味しか食べられなくなって生活習慣病リスクを高めることになります。
そのため、素材そのものの風味や昆布やカツオなどの出汁を使って作るのが良いですね。
素材の風味を活かした“豆腐としらすのかぼちゃがゆ”
風味豊かなかぼちゃとしらすの簡単離乳食をご紹介いたします。炭水化物やたんぱく質、ビタミン・ミネラルを一つにしたオールインワンレシピです。
<材料/1人分>
・ごはん・・・・・30g
・豆腐・・・・・・・10g
・しらす・・・・ 5g *一度熱湯をかけて塩抜きをする
・かぼちゃ・・ 20g(3cm×3cm程度) *レンジで柔らかくなるまで(2分ほど)温める。
・水・・・・・・・・40cc〜
<作り方>
1.材料全てをミキサーに入れ、ペースト状にする
2.耐熱容器に入れ、電子レンジで30秒ほど温め、出来上がり
*あら熱をとってあげましょう。
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記事は、健康検定協会から提供されています。