冬本番が近づいてきていますね。様々なウイルスが猛威を振るうこの季節、感染を回避するためにできることをご紹介していきます。
今回は、健康検定協会 理事長 管理栄養士の望月理恵子がある企業様向けに作成したレシピを掲載いたします。
管理栄養士のウイルス感染回避レシピ
ビタミン A、ビタミンDたっぷり!『鮭とかぼちゃの味噌炒め』
免疫システムが正常に機能するために、食事から多くの栄養素をしっかりとることが大切です。その中でも、粘膜を正常に保つビタミンA とウイルスや細菌などと闘うために必要不可欠なビタミンDは、この時期積極的に取り入れたい栄養素。
特にビタミン A、ビタミンDは不足すると感染症になりやすいこともあるので、しっかり摂取しましょう。
【材料】2人前
生鮭の切り身 2切れ
かぼちゃ 150g
サラダ油 小さじ2
塩、こしょう 少々
薄力粉 適量
●味噌 大さじ1
●みりん 大さじ3
●砂糖 小さじ1
●しょうゆ 小さじ1/2
【下準備】
・ビタミンDや丈夫な体を作るために必要なたんぱく質を含む生鮭は食べやすい大きさの削ぎ切りにする。塩胡椒し、薄力粉をまぶしておく。
・ビタミンA※が豊富なかぼちゃは薄切りにし、食べやすい大きさに切る。器に入れてラップをかけ、電子レンジで2〜3分加熱する。
※:野菜に含まれるビタミンAはカロテンとして含まれており、体内で必要な量だけがビタミンAに変換されます
【作り方】
1.フライパンにサラダ油を熱し、鮭の両面を焼く。
2.かぼちゃを加え、焼き色がつくまで焼く。
3.鮭に火が通ったら、●を加え、全体に絡める。
・野菜に含まれるビタミンA※は加熱・破砕することで吸収が高まります。
・油に溶けやすい性質なので、油と一緒にとることでさらに吸収率が高まります。
レシピ考案:望月 理恵子(もちづき りえこ)
管理栄養士。健康検定協会理事長。
調剤薬局にて栄養指導に従事したあと、大手サプリメント会社へ転職し、学術本部に所属。文献からのエビデンス調査に携わる。
健康・医学・栄養学・美容学の面から「根拠のある情報から、栄養・健康をサポートする」ことを目的とした株式会社Luceを立ち上げ、代表取締役に就任。
企業やメディアの栄養監修や服部栄養専門学校特別講師、山野美容芸術短期大学講師、小田原銀座クリニック栄養顧問、日本臨床栄養協会 評議員など幅広い活動を行っている。
著作に『健康管理する人が必ず知っておきたい栄養学の○と×』(誠文堂新光社)『体を悪くするやってはいけない食べ方』(青春出版社)『ダイエットの新提案 食べる前に飲む特製野菜ジュース』(アスコム)などがある。